こんにちは、おふと申します。
今夜は「楽天カップ バルセロナ×チェルシー」ですね。
テストマッチだとしても、ヨーロッパチャンピオンズリーグ(CL)で対戦するような顔合わせです。
埼玉スタジアムでの対戦が楽しみです。
今回は楽天カップに臨む「FCバルセロナの哲学」についてのお話です。
FCバルセロナの哲学「クラブ以上の存在」
バルサが世界のサッカーにおいて、特別な魅力を発揮している理由のひとつに「哲学」があります。
「哲学」を継続する事で「歴史」となり、バルサと言うクラブを形成していったのです。
「クラブ以上の存在」に!
バルサのアイデンティティーは「カタルーニャ地方」
カタルーニャの歴史
バルセロナはスペインのカタルーニャ州にあります。
ここがまず「キーポイント」になります。
実は「カタルーニャの独立」と言って、現在進行形でスペインからの独立を目指している政党があるくらい独立志向の高い地域が「カタルーニャ」です。
スペインの歴史になるのですが、「カタルーニャ地方」は1939年から1975年まで続いた「フランコ独裁政権」において、カタルーニャ語・カタルーニャアイデンティティーへの弾圧が行われました。
話がすこし逸れるのですが、この時期にフランコ政権が好んだ首都のクラブが白い巨人「レアルマドリード」なのです。
だからこそ、「バルサ」は「レアルマドリード」をライバル視しているのです。
カタルーニャの民主制「ソシオ」
カタルーニャ地方はもともと「民主制」を好む土地柄でした。
バルサを「クラブ以上の存在」を自負している理由のひとつとして、民主的な運営が挙げられます。
バルサは「ソシオ(会員)」によって運営されています。
会員数は、なんと14万4千人以上!
その人たちの投票で会長が決まり、クラブの決定は「ソシオ」によって決まっています。
「フランコ独裁政権」(首都マドリード)への対抗意識が、バルサの「民主制」であり「クラブ以上の存在」という哲学ができたと言われています。
「独自のスタイルでプレーする事」に「勝つ事」と同じ重きを持っているクラブ
バルササッカーの哲学「ボールを大切に」する事。
実はこの「ボールを大切に」するサッカーは後付けの内容なのです。
「飛ぶオランダ人」ヨハン・クライフがバルサに植え付けたサッカーで、もともとバルサが哲学と持っていたのは「独自のスタイルでプレーする事」だったのです。
口の悪い人によると「レアルマドリードに負けた時の言い訳」と言われますが、哲学を貫いておけばいずれ報われるという事だと思います。
…ヴィッセル神戸のファンとしては報われて欲しいと思いたいです。
「楽天カップ」を観る前に「バルサの哲学」を知っていて欲しい
ヨーロッパの名門サッカークラブは「歴史」を語ることでさらに味わい深くなります。
言うなれば、ワインを飲む前にワインの歴史を語るとなんだか美味しいような気がするパターンです。
「FCバルセロナ」の哲学は「カタルーニャ地方の歴史」そのものです。
だからこそ、ヨーロッパ最大のホームスタジアム「カンプノウ」に99,000人が毎試合訪れるのです。
今夜は埼玉スタジアムでカタルーニャ地方の人たちが愛するクラブ「FCバルセロナ」のサッカーを楽しみましょう!
(僕はテレビ観戦ですが…)
【追記】現在のバルセロナを理解する
今のバルセロナを理解するには上記の動画がとてもわかりやすく解説してくれています。
ぜひ、楽天カップ見る前にご覧ください!
ところで、川島選手のヴィッセル神戸移籍はなくなりましたね。
絶対に必要な選手だと思っていたので残念です。
酒井高徳選手はどうなっているんだろう?
フロントには頑張ってほしいものです!
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