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こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
今回はJリーグクラブの面白そうな資料を見つけました。
その資料からみる「Jリーグが目指す年間営業収益100億円のビッグクラブ」についてです。
Jリーグに「100億円ビッグクラブ」はできるのか?
Jリーグに「ビッククラブ」ができなかった理由
Jリーグは創成期から「ビッククラブ」をつくらない方針をとっていました。
毎年、特定のクラブが優勝争うリーグではなくどのクラブも優勝が狙えるリーグが「Jリーグ」。
「ビッククラブ」をつくらずに中堅クラブによる「共存」。
これが2014年くらいまでのJリーグでした。
Jリーグは「共存」から「競争」へ
国内市場だけで存続するならば、Jリーグはこれまで通りの「共存」の方針で運営していけたと思います。
しかし、2000年代のJリーグは運営的にうまく行きませんでした。
最大の要因は国内サッカー市場(クラブ)の縮小。
- 少子高齢化などの理由でスタジアムの観客動員数の低下
- 地上波デジタルテレビ放送中継の減少
- スター選手の海外流出
- ヨーロッパリーグとの比較
- ACLでの惨敗
ヨーロッパのリーグが競争相手に
海外サッカー、特にヨーロッパのリーグ所属の日本代表選手が増えた為に、JリーグよりもセリエA・ブンデスリーグ・プレミアリーグなどの海外サッカーリーグの人気がでました。
そうなると必然的に「Jリーグのサッカーの質」と「海外リーグのサッカーの質」を比べられました。
自然と人気は海外リーグに集まります。この現象がもっとも出ていたのは「テレビゲーム」の世界です。「ウイニングイレブン」に代表されるサッカーゲームでJリーグを採用したゲームは当時ごく一部になってしまいました。
サッカーの質を上げるためには
サッカーの質を上げるには、選手やスタッフ、サッカー施設をアップデートしなければなりません。
つまり、海外サッカーの質に対抗するには「資金」が必要になってきます。サッカー市場のグローバル化により、Jリーグクラブは多額の資金を求めなければならなくなりました。
有力外国人選手獲得も困難に …
アジアの台頭
「サッカーの質」を上げるのにもっともが効果があるのが「有力外国人選手の獲得」。
ここにおいても「サッカー市場のグローバル化」が物事を困難にしています。
理由は資金力で勝るアジア、北米クラブの台頭。
Jリーグ創成期はJリーグクラブに何人ものブラジル代表選手が何人もいました。
でも、今ではブラジル代表選手がアジアで選ぶのは中国超級リーグ。
選手の獲得では、中国だけでなく、カタールリーグなど中東のリーグやアメリカのMSLもライバルです。
今後は東南アジアのリーグとも競合してくるはずです。
この地域のクラブは年々資金力をつけていっています。
Jリーグが示すビッグクラブへの道標
「サッカー市場のグローバル化」により、Jリーグには「ビッククラブ」が求めてます。
「ビッククラブ」の定義はいろんな意味があると思うので難しいのですが、今回はJリーグが想定している「ビッククラブ」の条件を参考にしたいと思います。
- 年間100億円の営業収益がある
- 複合型のスタジアム・施設を持っている
- 都市型のクラブで街中にスタジアムがある
この条件からみてみると、Jリーグはビッククラブに「資金力」を求めている事がわかります。
「サッカーの質」をあげるには「資金力」が必要だという結論は揺るがないのだと思います。
Jリーグが発表した「2018年度クラブ経営情報開示資料」
2018年度クラブ経営情報開示資料
ヴィッセル神戸の営業収益96.6億円(2018年)
Jリーグの資料によると2018年度の各クラブ営業収益は
- ヴィッセル神戸 9.6億円(球技専用スタジアム)
- 浦和レッズ 7.5億円(球技専用スタジアム)
- 鹿島アントラーズ 7.3億円(球技専用スタジアム)
- 川崎フロンターレ 6.0億円(陸上競技場)
- 名古屋グランパス 5.4億円(球技専用スタジアム・陸上競技場)
- ガンバ大阪 5.1億円(球技専用スタジアム)
- 横浜Fマリノス 5.1億円(陸上競技場)
でした。(詳しくはリンクしている資料をご覧ください)
Jリーグの想定している「ビッグクラブ」に「ヴィッセル神戸」が一番近い位置にいるのは確かなようです。(あとはピッチ上での成績次第)
上記の記事のように、クラブ経営が親会社次第という批判のありますが…。
Jリーグ的「ビッククラブ」と言っていいと思う3クラブ。
「浦和レッズ」「鹿島アントラーズ」「川崎フロンターレ」はやっぱり上位に食いこんでいました。
「ヴィッセル神戸」と同じような位置が「名古屋グランパス」なのかな?
「名古屋グランパス」は「オリジナル10」だし、タイトルホルダーなので比較にならないかもしれませんが…。
お互いに安定した成績を残していきたいものです。
意外なのは、ビッククラブの卵であろうとおもっていた3クラブの営業収益。
- FC東京 4.8億円(陸上競技場)
- セレッソ大阪 3.8億円(球技専用スタジアム・陸上競技場)
- コンサドーレ札幌 2.9億円(サッカー・野球兼用スタジアム)
侮れない営業収益をたたき出しているのが
- サガン鳥栖 4.2億円(球技専用スタジアム)
- アルディージャ大宮 3.9億円<J2>(球技専用スタジアム)
の2クラブでした。
このデータは2018年度単年でみているので、今後3年間で売上を伸ばせるのか?維持できるのか?でずいぶん意味合いが変わってきます。
街中でなくても、鹿島アントラーズは「ビッククラブ」に!
Jリーグの名門クラブ「鹿島アントラーズ」は僕的にはもう「ビッククラブ」だと思っていました。
成績・歴史・施設と「ビッククラブ」に相応しいと思っています。
その「鹿島アントラーズ」の弱点はホームタウンが「地方」であるということです。
Jリーグが想定している「都市型クラブ」とは正反対になります。
「鹿島アントラーズの挑戦」は「地方でビッククラブ」です。
今、一番動いているクラブだと思います。
親会社がインターネットで急成長した「メルカリ」になって、もっとも新しい事をしているイメージがあります。
上記リンクしている記事には鹿島アントラーズがどのような成長戦略を描いているのかを掲載されています。
この記事によると中国超級は300億円をこえているクラブがあるみたいです…。
すごい世界です。
もしご興味があれば、ご覧ください。
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