こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
今回は楽しみしかない週末に控えた「天皇杯準決勝」についてです。
ヴィッセル神戸にとっての「清水エスパルス」
「王国・清水」への挑戦
今週末、とうとう「天皇杯準決勝」です。
待ちに待ってます…気が付けば、ずっとこの試合の事を考えてしまっています。
ヴィッセル神戸がひさしぶりにタイトルに近づいている日々が楽しくて仕方ないです。
というわけで、今回は「準決勝・清水戦」について妄想を書いていこうと思います。
(恥ずかしながらポエムに近いような内容です。神戸のオールドファンの戯言だと思って、笑いながら読んでもらいたいです)
2000年天皇杯準決勝のリベンジを!
対戦相手の「清水エスパルス」です。
神戸にとって、清水は因縁のある相手と言えるかもしれません。
なぜなら、今回のように天皇杯準決勝に神戸が駒を進めた時が2回あります。
そのうちの1回。
2000年天皇杯準決勝の対戦相手が「清水エスパルス」でした。
結果は0-1の敗戦。
タイトルへは遠かった2000年の天皇杯準決勝
当時、北本選手・土屋選手が中心の「堅守速攻」のチームでした。
元ヴェルディ川崎の川勝監督が率いていました。
あいまいな記憶になるのですが、薮田選手や布部選手、長谷部選手たちがいたのでもっとポゼッションができるものだと思っていたのですが、「清水のリズミカルなパスワーク」に翻弄された試合だったイメージがあります。
なによりも清水にサッカーで「神戸にはまだタイトルは早い」と言わているのだと思わされたゲームでした。
「王国」と自称するクラブに格の違いをあの長居で見せつけられたような…今でもそんな印象を持っています。
「ミスター神戸」永島選手は清水からやってきた
天皇杯準決勝・清水に敗れたこの年に「ミスター神戸」と言われた永島選手が引退しました。
永島選手は1995年の夏に清水から神戸に移籍してきました。
Jリーグのオリジナル10「清水エスパルス」からJFLの「ヴィッセル神戸」への加入。
95年はヴィッセル神戸創設の年です。
でも「阪神大震災」が1月17日におこり、クラブは初年度からメインスポンサーである「ダイエー」が撤退してしまうなかの船出になりました。
そんな経営的にも雰囲気的にも厳しい神戸にやってきてくれたのが、永島選手です。
「神戸を元気づけたい」という強い気持ちをもって、当時のトップリーグから生まれたばかりのヴィッセル神戸に移籍してくれた永島選手。その気持ちを前面に出してくれたプレーから「ミスター神戸」と言われ、神戸にとって「背番号13」が特別な数字になります。
今も試合前に必ずサポーターが歌い上げる「神戸讃歌」。
クラブの結束は神戸に関わるすべての人が「神戸を元気づけたい」という気持ちから湧き出るものだと僕は思っています。
だからこそ、負けても続けてどうしょうもない時も…J2に降格した時だって、神戸を応援しているのだと思います。
今季、連敗が続いた時も神戸のサポーターはクラブと寄り添い「一致団結」を訴えました。
「2000年天皇杯準決勝」を彷彿とさせる「2019年天皇杯準決勝」!
- 準決勝の相手は「清水エスパルス」
- エースストライカーの引退
今回の準決勝は、2000年を彷彿とさせるような物語が紡がれています。さらに言えば、当時の天皇杯優勝クラブは「鹿島アントラーズ」。決勝で待ち構えているクラブが鹿島かもしれません。
神戸のオールドファンからすれば、あの時の忘れ物を準決勝で取り戻してほしいと思っています。
時間にすれば、19年かかってしまいました。
ユニフォームは「白黒」から「クリムゾンレッド」に変わってしまいました。
エンブレムも「船出」から「六甲山」へ…。
ヴィッセル神戸に関するいろいろな事柄が変化した19年間、僕らのクラブへの…「神戸讃歌」への想いは変わりません。
この週末、あの時とは違う新しい物語へ!
「天皇杯決勝」へトモニイコウ。
がんばれ!ヴィッセル神戸!!
【12/19追記】準決勝「清水エスパルス戦」で勝敗を分けそうな気になるポイント
記事をわけて投稿しようかなと思っていましたが、個人的な妄想なのでこの記事に追記します。
21日まであと少し…早く来て欲しいのか?来て欲しくないのか?
どんな展開になるか楽しみですが、勝敗を分けそうなポイントをまとめておこうと思います。
ポイント1:5人の外国人枠
まずは、ヴィッセル神戸に関するポイント。
トルステンフィンク監督が5人の外国人枠に誰を起用するか?
天皇杯準決勝で起用できる外国人選手
- イニエスタ選手
- ビジャ選手
- ポドルスキ選手
- サンペール選手
- フェルマーレン選手
- ダンクレー選手
- オマリ選手
コンディションの問題もでてきますが、誰を起用するかで試合展開は大幅に変わってきそうです。特に「サンペール選手」の起用法は準決勝のキーポイントになると思います。
ポイント2:ハイプレス対策
清水が必ず仕掛けてくるのが「ハイプレス」。
2000年と比較すると「リズミカルなパスワーク」という武器がなくなり、「堅牢な守備」しか残っていない清水エスパルスにとって必ず仕掛けてくるのが「ハイプレス」です。
今の神戸を攻略するにはこの戦術が最も有効な手段だと思います。
記憶に新しいシーンはJ1最終節「磐田戦」の後半開始直後から後半23分の時間帯。
磐田の2トップが神戸の3バックの外側をプレスし、サイドハーフが神戸のウイングバックを押し込んできた「磐田」に神戸はボール際での競り合いに負けてズルズルとラインを下げていきます。
ここでも、キーワードは「サンペール選手」。
両サイドからのハイプレスによりボールの逃げ場が中央にいるアンカーの「サンペール選手」に必然的になるのですが、磐田はここをボールの奪取先とみて中央の2人をサンペール選手に当てて来ます。結局、ここで嵌められて後半23分まで磐田の攻勢にあいました。
昨日のE1選手権「韓国×日本」もこんな展開でしたよね。
今年の神戸はこのような「ハイプレス」に苦しんできました。
打開策として、トルステンフィンク監督が打った手は「選手交代」でした。
DFオマリ選手からMF小川選手に変える事で、「3バック」から「4バック」に変更。
ゲームの組み立てるポイントを嵌められていた「サンペール選手」だけでなく、「大崎選手」「ダンクレー選手」、ゴールキーパーの「飯倉選手」も増やすことで相手のプレスを分散することに成功しました。
結果として4-1の完勝へと導きます。
「ハイプレス」の弱点は「体力の温存」です。
90分間休まずに「ハイプレス」をかけることができるチームはなかなかいないと思います。
J1最終節で対戦した磐田は「ハイプレス」の代償である「体力の低下」が後半の3失点につながったのだと思います。
準決勝の「清水戦」でも言える事ですが、「ハイプレス」を打ち破った後にチャンスがあるのだと思います。
理想的な話をすれば…
この「ハイプレス対策」が選手交代ではなく、選手内で臨機応変にできるともっと早い時間帯に主導権を取り戻せたと思います。
例えば、大崎選手がボランチの位置かセントラルMFの位置まで上がれば、選手交代せずに4バックに変更できたはずです。
ポイント3:「戦術ドウグラス」対策
現在の「清水エスパルス」は「堅い守備」と「カウンター」で構成された「堅守速攻」のチームだと僕は見立てています。
「カウンター」で厄介なのが「ドウグラス選手」の存在です。
J1リーグでも有数なストライカーで、いろんなパターンのゴールができます。
危険な選手と言えるでしょう。
では、神戸ができる「戦術ドウグラス」対策は「ボールを持たせない」「ゴールに近寄らせない」です。
清水は「カウンター」のチームであり、土曜日は神戸の方がボールポゼッションは上のはずです。
まずは、「攻め急がない」で無理せずにボールをしっかりとまわすことが肝要です。
神戸がしっかりとボールを握っていれば、ドウグラス選手にボールを持たせる回数が減ります。これが「戦術ドウグラス」対策の一手です。
さらに、相手FWを走らせる事です。
どこかのタイミングで「ハイプレス」を仕掛けてくるはずですが、常時ボールポゼッションする事で相手FWのプレスを誘導し、引き付けた後にパスを出す事を繰り返す事です。
できるかぎり、ドウグラス選手の体力を消耗させておきましょう。
DFでのボール回しはハイラインほど良いと思います。
それだけ、ドウグラス選手をゴールから引き離すことができるからです。
これが「戦術ドウグラス」対策の二手目です。
有り体に言えば、いつもの「ボールポゼッションサッカー」を体現し、いつもよりも慎重に攻め急がずにボールを回すことが「戦術ドウグラス」対策と言えます。
【追記】セットプレー対策
ツイッターでエスパルスはセットプレーにも要注意だと教えてもらいました!
これもポゼッションをしっかりとすることで回数を減らせると僕は思います。
極論ですが、相手にボールを渡さなければゴールを奪われる事はありません。
その回数をどーだけ減らすことができるのか?がポイントだと思います。
土曜日はヴィッセル神戸のホームスタジアム「ノエビアスタジアム神戸」での開催ゲームです。
清水が焦れてくるまで神戸の「輪舞」を楽しみましょう!
チームが攻め急がないように、清水が焦れるようなスタジアムの雰囲気になれば、勝てるはずだと信じています。
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#Jリーグ #天皇杯