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こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
今回は「ACLが罰ゲームである理由」についてです。
ACL参戦は「罰ゲーム」
過去3クラブが「降格」の憂いに…
ACL(アジアチャンピンズリーグ)は、日本では「Jリーグ上位3クラブ」と「天皇杯優勝クラブ」のみ参加できるアジア最強クラブ決定戦です。
しかし、Jリーグファンの中ではこうも言われています。「罰ゲーム」と…。
ACLが「罰ゲーム」な理由
ACLが「罰ゲーム」な理由は
- 「J1優勝賞金(総額)」よりも低い「ACL優勝賞金(総額)」
- 「J1リーグ戦」よりも観客が少ない「ACLグループリーグ戦」
- 広いアジアを転戦する「移動距離」
- Jリーグの「ACL軽視」による「過密日程」
- 優勝クラブになってもボーナスステージ「クラブワールドカップ」が実施されるかわからない
いろいろとありますが、この5点が大きな理由になります。
「ACL」の優勝賞金
優勝賞金の比較
- ACL 400万ドル(約4億4000万円)
- J1リーグ 3億円
優勝賞金を単純に見ると…ACLの方が高いです。
でも、実は総額で考えるとJ1の金額の方が高くなります。
言っている意味がわかりにくいですよね。
ACLの場合は優勝賞金に加えて
- Travel Contribution(アウェイクラブの旅費) 48万ドル
- 勝利給(全勝) 60万ドル
- 各ステージの参加費 50万ドル
- 優勝賞金の5%をAFCがピンハネ(なぜかピンハネされます) -20万ドル
で、合計538万ドル(約6億円)。
J1リーグの場合は優勝賞金に加えて
- 均等配分金 3.5億円
- 理念強化配分金 15.5億円(3年分割 5.5億円・5億円・5億円)
で、合計22億円。
ちなみに、J1リーグ2位の場合でも
- 賞金 1.2億円
- 均等配分金 3.5億円
- 理念強化配分金 7億円(3年分割)
で、合計11.7億円。
…2位でも、ACL優勝賞金総額よりも約2倍もらえるのです。ACLに力を入れるよりもJ1リーグに力を入れた方がクラブ運営が安定するのは間違いないと思います。
「試合の質」は落ち、「観客」が入らないACL
「ACL」は日本では人気がなく観客が入りません。
平日開催という事もありますが、J1リーグに比べると「試合の質」が著しく落ちます。
「プレー強度が高い」と言えば良い様に聞こえますが…
「韓国テコンドーサッカー」「中国カンフーサッカー」が横行して、ラフプレーだらけです。
試合後に「浦和×済州」のように試合後に負けたチームの選手が勝ったチームの選手を追いかけような珍場面が起きる大会です。
…しかも主催した浦和になぜか罰金が科せられました。
韓国のチームとの対戦はだいたいが気持ちよく試合が終わりません。そんなカオスな大会が「ACL」です。
名門クラブをJ2に降格させた「ACL」
神戸が気をつけなければならない最悪のシナリオは「J2降格」です。
これまでACLに参戦した名門Jクラブがこのシナリオに嵌まってしまいました。
- ガンバ大阪(2012)
- セレッソ大阪(2014)
- 柏レイソル(2018)
この3クラブは「監督交代」や「クラブ体制の変化」など降格した要因はそれぞれ違いますが、ACLによる「移動距離」と「過密日程」がチーム事情を苦しめたのは間違いがないと思います。ここに加えて、先ほど述べた「アジア特有のラフプレイ」が選手の怪我を引き起こしてJ2へとクラブを誘います。
ヨーロッパや南米などと比べて、アジアは広いので「移動距離」が長くなるのは仕方ない事です。
中東から極東まで「アジア」をひとまとめにしている世界の方が問題なのかもしれませんが…。
「日本サッカー協会」と「Jリーグ」がACLに協力的なら、日程をもう少しなんとかできそうですが、去年の浦和を見ているとその気はなさそうです。
土曜開催を金曜開催に移すのが精いっぱいでした。
「公平性を重視している」という事は理解できますが、天皇杯も敗退していたので最終節を浦和だけ動かすとかはできたような気がします。
…実は「日本サッカー協会」も「Jリーグ」も広告代理店が「電通」です。
でも「ACL」は「電通」ではないのです。
「ACL」に力を入れてないもの…盛り上がらないのも…このあたりに原因がありそうだと最近では邪推しています。
正解はACLを捨てる「ターンオーバー」
この「罰ゲーム」と言われているACLをどのように乗り切るのか?
最近では「ターンオーバー」という手法が流行っています。
というよりも、JリーグクラブがACL参戦で培われた経験が導き出したのがこの手法です。
- 川崎フロンターレ
- セレッソ大阪
- サンフレッチェ広島
この3クラブは明らかに「J1リーグ」を優先して、「ACL」にはサブチームを派遣していました。
はっきりと言ってしまえば、「ACLのルヴァンカップ化」です。
主力選手を温存するこの「ターンオーバー」はある意味で「ACLを捨てる」手法です。
運よくグループステージを突破出来たら、良いな的な感じですね。
個人的にはこの「ターンオーバー」の手法が「正解」であると思っています。
経営面で「賞金」「観客収入」を考えれば「J1重視」が真っ当ですし、競技面で「試合の質」を考えても「J1重視」が当たり前であると思います。
神戸のファンに知っていて欲しいのは、これだけの困難がある「ACL」をクラブは本気で獲りにいこうとしている事です。ヴィッセル神戸の実力はJ1の8位です。2020年は2019年以上に「山あり谷あり」のシーズンになりそうな予感がしています。
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#Jリーグ #ACL