こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
今回は「ヨーロッパで再評価されているトルステンフィンク監督」という話です。
ドイツ1部「ヘルタ・ベルリン」が狙っている「トルステンフィンク監督」
今回は、Jリーグ開幕前に「トルステンフィンク監督」について書いておこうと思います。
ヨーロッパで再評価されている「トルステンフィンク監督」
日本のサッカーフリークであれば、「トルステンフィンク監督」が神戸の監督に就任する前に彼の事で知っている事と言えば…「バイエルンのボランチね」と答える人ばかりだったのではないでしょうか?
僕の中では「バイエルン・ミュンヘンのボランチ」でなぜかドイツ代表に選ばれない選手。
選手としては知っていても監督としては未知数の「トルステンフィンク監督」が去年の夏に成績低迷中のヴィッセル神戸を指揮するとのニュースに、彼の手腕に期待していなかったのが僕の本音でした。
ところが、「天皇杯」を勝ち取ってしまいました。
イニエスタ選手が在籍している神戸で結果を出すと、ヨーロッパで再評価されるみたいです。
早速、ドイツから狙われています。
神戸に来る前の「トルステンフィンク監督」
監督としての経歴は
- FCインゴルッシュタット(2008年-09年 ドイツ3部)
- FCバーゼル(2009年-11年 スイス1部)
- ハンブルガーSV(2011年-13年 ドイツ1部)
- APOELニコシア(2015年 キプロス)
- FKアウストリア・ウィーン(2015年-18年 オーストリア1部)
- グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ(2018年-19年 スイス1部)
特筆すべき経歴は「グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ」での挫折。
スイス屈指の名門クラブを2部に落としてしまいます。
「挫折」も知っている監督だという事が言えます。
ヨーロッパでの再評価と言われる所以です。
フィンク監督の基本コンセプト
フィンク監督の事をわかりやすい記事が挙がっていたのでご紹介。
現在のヴィッセル神戸のプレースタイルがそのまま「フィンク監督の基本コンセプト」と言えるかもしれません。
バーゼルとハンブルク時代で共通するビルドアップの方法だ。基本的に、ダブルボランチのどちらかがセンターバックの間に降りてきて、3枚でチームの底を形成する。同時に、ボール保持時にも、そのまま3バックのように留まる。そうすることで、両サイドの「ハーフスペースまで開いたセンターバック、サイドバック、ウイングを生かしてサイドに数的優位を作る一方で、中央のカウンター対策を講じる
後方と中盤のサイドに人数を集めてボールを回しながら、相手が前に出てきたタイミングを見計らって素早いコンビネーションでシュートまで持ち込む。崩しのスイッチが入ったあとは、あまりに早急にシュートを狙うので、「慌てているかのような」印象も与えるようだ。
トルステンフィンク監督は自分のやり方を神戸に持ち込んでいる事がよくわかります。
フィンク監督サッカーの弱点
この記事では、「弱点」についても明記されています。
“弱点”も明確だったようだ。リーグで中堅程度の戦力だった当時のHSVでは、前線でバーゼルのように“個の優位性”を生かせなかった。そのせいで、シュートまで持ち込むことができず、崩しきれないシーンが増え、カウンターからピンチを招く機会も増えた。とりわけ、サイドに人数を割くあまり、中盤をひとりで支えるボランチの両脇のハーフスペースを使われて苦戦を強いられている。
これも神戸の弱点と言えます。
「サンペール選手」の両脇のハーフスペースを使われて失点するパターンですね。
トルステンフィンク監督と歩む「ヴィッセル神戸」の今後
トルステンフィンク監督には「成功したクラブ」と「失敗したクラブ」が存在します。
その傾向から「ヴィッセル神戸」がトルステンフィンク監督とともに成功するには以下の点を抑える必要があると思います。
- 「バーゼル」のように前線に「個の優位性」を保てるタレントを揃える
- 後方とサイドのボール回しをスムーズにできる「パスワーク」
つまり、バーゼルの時のように「相手を圧倒できるFW」と「ポゼッションサッカーができる陣容」が必要になります。トルステンフィンク監督は「強者のサッカー」を得意にしていると言えます。
特に「モチベーター」であり、イニエスタ選手やポドルスキー選手など実績のある選手に対して上手くコントロールする術を持っている監督です。
このあたりは「バイエルン・ミュウヘン」で養われた能力かもしれません。
逆にハンブルガーSVのように対戦相手よりボール扱いの不利な陣容の場合は悲惨な結果が待っていそうです…。
トルステンフィンク監督はそういう気質の監督だと理解しておくべきだと思います。
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