優柔不断な父親の成長過程日記

日常の気になった事をブログに書いています。気になる事を書いていたら、自然と「ヴィッセル神戸」が中心になってきています…。当初、目指していたのは「子育てパパお役立ちブログ」です。今後も、「サッカー」を中心に「子育て」「便利アイテム」などを書いていきたいと思っています。

【海外移籍という名の「毒」】日本サッカーを率いるはずだった前園真聖さん

こんにちは、おふと申します。

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 「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。

 

今回は今年のコロナ禍のなかで、一番印象に残った選手についてのお話です。

 

 

 

 

「海外移籍」という名の「毒」が「前園真聖」という選手に与えた影響

新型コロナウィルスの影響で、今年はずいぶんと懐かしいサッカーの試合を観ました。

 

みなさんが感動したサッカーの試合はどのゲームですか?

「ドーハの悲劇」?

「ジョホールバルの歓喜」?

「フリューゲルス最後の天皇杯」?

「ロストフの悲劇」?

 

サッカーと言うスポーツは随分と心を震わすなにかわからないモノがあると僕は思っています。

 

アトランタオリンピックアジア最終予選準決勝「日本×サウジアラビア」

日本サッカーには「日本代表」「Jリーグ」「年代別」「女子」といろいろなカテゴリーがあり、毎年劇的な試合を観せてくれます。

 

僕がこのコロナ禍のなかで観直して、思い出深く、感動した試合をひとつ決めるのであれば、【アトランタオリンピックアジア最終予選準決勝 日本×サウジアラビア】です。

 

www.jfa.jp

 

ここでは上記の「日本サッカー協会」のホームページをリンクしておきます。

試合映像はYouTubeにアップされていたりもするのでもしよかったらご覧ください。

 

この「日本×サウジアラビア」がなぜ一番印象深かったのかというと、日本サッカーが28年ぶりに世界の扉を開けた試合だったからです。

 

1996年当時は「ワールドカップ」はもちろん「オリンピック」にもなかなか手が届かない日本代表でした。

それが、この「シャーアラーム」で28年ぶりにオリンピックへのチケットを手にする事になります。

当時物凄く感動したし、久しぶりにこの試合を観て、胸が熱くなる感覚になりました。

 

キャプテン・前園真聖のその後

「世界への扉を開いた」チームのキャプテンだったのが「前園真聖」さんです。

このチームの中心が「前園真聖」さんでした。

 

今ではタレント業で頑張っている彼ですが、サッカー選手としても物凄い才能を持っていたと思います。

 

でも、彼は日本代表ではそれほど活躍せずにサッカー選手のキャリアもそれほど大成しませんでした。

彼のサッカー選手としてのキャリアは1992年から2004年。

約12年間です。

 

  • 横浜フリューゲルス(1992-96)
  • ヴェルディ川崎(97-98)
  • サントス(1998)
  • ゴイアス(1999)
  • 湘南ベルマーレ(2000)
  • 東京ヴェルディ(2001-02)
  • 安養LG(2003)
  • 仁川ユナイテッド(2004)

 

この所属クラブを見てみると…なんとも言えない気分になってしまいます。

 

日本サッカーを率いるべき才能を持った「前園真聖」という選手はなぜ大成しなかったのだろうか?どうして、韓国のクラブで引退してしまったのだろうか?

 

アトランタオリンピックアジア最終予選準決勝「日本×サウジアラビア」を久し振りに観てからそんな疑問が残ってしまいました。

 

結局、彼は日本サッカー・Jクラブのレジェンドにはなれませんでした。

そういう意味においては、キャリアのスタートが同じ「横浜フリューゲルス」の遠藤保仁選手が対比例に見えてしまいます。

 

スペインリーグ「セビージャ」移籍話

前園さんが受けたインタビューで「キャリアにおける唯一の心残りはセビージャに行けなかった事」と言われていました。

 

www.soccer-king.jp

 

僕としては前園さんのキャリア自体を心残りになっていると思っていたのですが…

インタビューではそれほど心残りではなく、唯一が「セビージャの移籍話が流れてしまった事」のようです。

 

詳しくは、インタビューをサッカーキングさんの記事をリンクしておきましたのでご覧ください。

 

「海外移籍」という名の毒

さて、ここから考察するに「前園真聖」というサッカー選手が大成できなかった理由は…「海外移籍」へのこだわりであったと思います。

 

「前園真聖」という人間性を僕は知りませんが…

よく「天狗」になったので練習しなくて、大成しなかったと言われたりします。

 

そういった面があったかどうかはわかりませんが、サッカーキングさんのインタビュー記事からブラジルでのサッカー生活について

 

サッカーを楽しむ自分の原点を感じたんだと思います。サントスとはいえ、練習場やクラブハウスは日本と比較すればボロボロで、「なにこれ?」という感じなんですよ。でも、練習中から本当にハングリーで、削り合いも当たり前。ブーイングも激しくて、でも、それによって逆にやる気が出たり。「これがサッカーだ!」と思えたんです。正直に言えば、それまでの僕は、何をやってもうまくいかなくて、「サッカーがつまらない」と感じていた時期だったんです。そういう意味でも、本当に充実した1年間でした。

 

と前園さん自身が言われています。

 

日本では持てなかったモチベーションこそが「海外移籍の毒」ではないかと僕は思いました。

 

Jリーグではサッカー選手は上手くならないのか?

最近の日本のサッカー選手はなにがなんでも海外に行きたいと言っている選手が多いと思います。

 

では、なぜ海外に行きたいのか?

前園さんはアトランタオリンピックでの感じた世界をこうおっしゃられています。

もう、ホントにすごかったですよ。Jリーグにもすごい選手がたくさんいましたけど、そこでも全く感じたことのないレベルでした。「これが世界なんだ!」と驚きましたし、日頃からこういうレベルの選手たちと一緒にプレーしなきゃダメだという危機感も抱きました。

 

つまり、Jリーグだと世界が感じられないと危機感を抱くレベルらしいのです。

 

ここでJリーグファンの僕が思ってしまうのは、どうしてその差をJリーグに伝えて、Jリーグのレベルアップに貢献してくれなかったのか…という事です。

 

Jリーグのレベルを上げる事

前園さんが大成できなかった理由…それは日本サッカーに貢献する気がなかった事によると思います。

 

日本サッカーに貢献する方法は、Jリーグの選手の意識を変革する。

世界との差をしっかりとクラブに伝える。

 

いちサッカー選手にそれを求めるのは酷ですが、前園さんはそれくらい才能のあった選手だったと思います。

それにより、「Jリーグのレベルアップ」が実現するのではないでしょうか?

 

「Jリーグのレベルアップ」こそが海外移籍という名の「毒」から日本選手を守れる壁になるはずです。

 

www.sportmediarights.tokyo

 

ヨーロッパ経験選手ができる事

さて、前園さんにはできなかった「Jリーグに世界との差を伝える」という事ができる選手たちが日本には揃ってきています。

それは「ヨーロッパでプレーしていた選手」たちです。

 

例えば、代表的な選手だと

  • 酒井高徳選手(ヴィッセル神戸)
  • 山口蛍選手(ヴィッセル神戸)
  • 清武弘嗣選手(セレッソ大阪)
  • 柿谷曜一朗選手(セレッソ大阪)
  • 宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)
  • 昌司源選手(ガンバ大阪)

 

特に「酒井高徳選手」が去年ヴィッセル神戸に来てからはチーム自体が「プレー強度(インテンシティ)」に対する意識が変革しているのではないかと思えてきます。

 

ヨーロッパにはJリーグの選手たちの意識改革をしてくれそうなリーダーシップのある選手たちがいます。

  • 長友佑都選手
  • 香川真司選手
  • 岡崎慎司選手
  • 川島永嗣選手
  • 乾貴士選手
  • 森岡亮太選手

 

彼らの世界での経験をJリーグに持ち込んでこそ、Jリーグのレベルが上がるのではないでしょうか?

強烈な個性とリーダーシップがある中田英寿さんや本田圭佑選手がそれをしてくれなかったのが残念です。

 

「第二の前園真聖」を出さないように「Jリーグレベル」を上げて、海外移籍という名の「毒」に日本選手が侵されないように将来的になってほしいと思います。

 

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