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こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
今回は、「スタジアム収益性を考えるとチケット値上がり傾向は強まる」という話題についてです。
「スタジアム収益化」の鍵となりそうな「オンライン」「5G」
「サッカークラブ」における「スタジアム収益性の重要性」
「サッカークラブ」において、「スタジアムの収益性」はJリーグ創設当初からの命題です。
なぜなら、J1リーグにおけるホームスタジアムの年間試合数は17試合。
1年が365日。
そのうちのたった17日しかスタジアムを使わないのです。
だからこそ、「スタジアムの収益化」について、これまで各クラブが取り組んできました。
今回は「スタジアムの活用」という視点ではなく、「入場料収入」の視点で「スタジアム収益」について考えてみたいと思います。
「コロナ禍」が直撃した「入場料収入の悪化」
2020年、今年の大事件といえる「新型コロナウィルス」。
その影響は僕たちの日常を大きく変えるインパクトがありました。
もちろん、Jリーグにも大きな影響を与えています。
ヴィッセル神戸も集客に苦労しています。
だが、新型コロナウイルス感染拡大で状況は一変した。開幕戦後にシーズンが長期中断。7月の再開後は無観客試合を挟んで上限5千人が続いた。9月23日以降は上限約7千人、同30日から上限約1万4千人と段階を踏んで緩和してきたが、満席からは程遠い。
サッカークラブ経営に対する影響
まずは、「spotiva」のWEB版に掲載されていた興味深い記事を紹介します。
今年5月の記事なのですが、サッカークラブは「経営面」で変わらなければならない状況をレポートしてくれています。
- 「コロナ禍」における「入場料収入の低下」
- スポンサー企業による「広告費の見直し」
- オンラインメディアへの移行
- スタジアム収益性への追及
この記事の予想通りに「サッカービジネスの将来」が進むとは言えませんが…
大筋としては間違っていないように感じます。
「コロナ禍」が時計の針を進めた「ベガルタ仙台の債務超過」
昨今、問題になっている「ベガルタ仙台の債務超過」。
「コロナ禍における経営悪化の問題」は「ベガルタ仙台」だけではない「Jリーグ全体の問題」になると僕は思っています。
その理由は上記した「サッカークラブ経営の変化」が迫られている状況が今まさに起きているからです。
「ベガルタ仙台の債務超過」になってしまった要因
- 入場料収入の低下
- スポンサー企業による投資の見直し
以前から赤字経営だったので、「コロナ禍」に全ての原因を押し付けるのは乱暴ではありますが…ベガルタ仙台の債務超過の要因はこの二つです。
ベガルタ仙台の入場者数
ベガルタ仙台の年間平均入場者数は「Soccer D.B」さんによると
- 2010年 17,332人
- 2011年 15,656人
- 2012年 16,600人
- 2013年 14,866人
- 2014年 15,173人
- 2015年 14,924人
- 2016年 15,467人
- 2017年 14,746人
- 2018年 15,408人
- 2019年 14,971人
ここ10年間は「微減」ではありますが、たくさんのファンをスタジアムに呼び込むことができていました。
ここで指摘したいのは「ファンは維持できていた」のに「赤字経営」だったという点です。
事後だからわかる「ベガルタ仙台がしなければならなかった事」…「チケット代の値上げ」
「赤字経営」「債務超過」と言う結果がでた今だからこそ…
10年間、しっかりとファン維持に取り込んできたからこそ…
「ベガルタ仙台」が10年間でしなければならなかった事が視えてきます。
入場料収入 = 入場者数 × 客単価
「入場料収入」を上げる為には「入場者数を増やす事」か「客単価を上げる事」が必要です。
ここ10年のベガルタ仙台は数字的に言うと「入場者数」を増やすことができず、なんとか維持していた状況です。
入場者数が頭打ちなら、客単価を上げる必要がでてきます。
それが「スタジアム収益の追及」…つまり、「チケット代の値上げ」です。
チケット代金変動制「ダイナミックプライシング」の功罪
「チケットの値上げ」で思い浮かべるのが「ダイナミックプライシング(チケット代金変動制)」。
「試合開催日」「開催時間」「対戦相手」などを加味して、チケット代金を決める制度。
これは僕の主観ですが…「実質的なチケット値上げ」。
人気のあるクラブはこの「ダイナミックプライシング」で「チケット代金の値上げ」に踏み切りました。
これにより「チケットの値上げ」へうまく誘導できたクラブもでてきました。
この「ダイナミックプライシング」のデメリットは…(ヴィッセル神戸の場合)
- チケット代金が毎試合調べないといけないのでわかりにくい。
- 「チケット代金の値下げ」が実感できないので、平日には観客が入らずにガラガラ。
「チケット代値上げ」に必要なキーワードは、「付加価値」「オンライン」
「ダイナミックプライシング」での「チケット値上げ」は、ファンをスタジアムから遠のく原因になりかねません。
そうならない為に「チケットに付加価値をつけて値上げ」をすべきではないでしょうか?
それに気づいていいるクラブも多いと思います。
ヴィッセル神戸の例で言えば、
130,000円の「1day VIP DX」
試合終了後の興奮冷めやらぬ選手たちとオンライン(Zoom)にて交流会を実施いたします。スターティングメンバ―全員の直筆サイン入り公式球とお好きな選手の直筆サイン入りユニフォーム(1st)を後日お届けいたします。
これは「観戦チケット」ではなく、試合終了後の選手たちと家からオンラインで交流するチケットです。
お土産も「VIP」だけあって、「スタメン全員の直筆サイン入り公式球」と「サイン入りユニフォーム」。
お金があるファンなら飛びつきますよね…1試合に何人くらいが購入しているんだろう?
「5G」を活用したサッカー観戦
次世代通信を活用したサッカー観戦のスタイル。
「スタジアム観戦」は臨場感は抜群なんですが、「テレビ観戦」に比べて観戦席によっては細かいプレーがわからないというデメリットがあります。
でも、「5G」を活用することで「マルチアングル映像」で試合が観れるようになるみたいです。
この観戦スタイルも「追加料金」という形の付加価値を出せば、サッカーファンなら納得すると思います。
ちなみに、ノエビアスタジアム神戸は「5G完備」しているみたいです。
サポーター・ファンに問われているのは「客数」と「客単価」
応援しているサッカークラブの経営について、考えてみると…
結局、各クラブは「営利目的」で運営しているという事なんだと思います。
そこをサポーター・ファンはわかっておくべきではないかと、「ベガルタ仙台の債務超過」の問題で僕も思い出しました。
サポーター・ファンがしなければならない事は
- 「客数」を増やす事
- 「客単価」を上げる事
クラブ経営者がこの二つをしっかりとできるクラブなら、サポーター・ファンがそんなことを考える必要はないというか、普通なら考えなくていいことだと思います。
でも、「コロナ禍」においてはサポーター・ファンも応援するクラブの為にその事を考えてみてはどうでしょうか?
「ベガルタ仙台」が募金で債務超過を乗り切っても、経営が安定しなければ同じことの繰り返しになります。
つまり、スタジアムで必要なのは
- ビギナーのファンにスタジアムで優しく接する事
- 知り合いを「応援しているクラブのファン」に誘う事
- スタジアムグルメを楽しむこと
そして、この記事で一番言いたかったのは…
「チケット値上げ」に少し寛容になる事。
…値上げするなら「付加価値」をしっかりとつけてもらいたいですが!
「ヴィッセル神戸」には「楽天」という企業がついていますが…「クラブ経営状況」については他人事ではないのではないでしょうか?
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