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こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
今回は「2021年ホームグロウン選手の状況」。
クラブが育ててきたホームグロウン選手について、今年の状況を確認してみようと思います。
まずは「ホームグロウン制度」のついて。
①ホームグロウン選手の定義
12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、特定のJクラブの第1種、第2種、第3種又は第4種チームに登録された期間(以下、本条において「育成期間」という。)の合計日数が990日(Jリーグの3シーズンに相当する期間)以上である選手を、本条において当該Jクラブのホームグロウン選手という。
つまり、「自分たちのクラブで育てた選手」。
今年のJ1は、この「ホームグロウン選手」を「3人」選手登録する事を義務付けています。
「育成枠」?「主戦力枠」?…ホームグロウン選手はクラブ方針の違いがわかる
「ホームグロウン制度」が採用され、自分のクラブで育てた選手の価値が上がってきています。
なぜなら、
- 2021年:J1 3人
- 2022年:J1 4人 / J2 1人
- 2023年:J1 4人 / J2 2人
年々、選手登録しなければならない人数が増えていくからです。
2021年、「ホームグロウン選手」の人数
今年4月における「ホームグロウン選手」の状況。
各クラブのホームグロウン選手は以下の通り。
・北海道コンサドーレ札幌/7名
阿波加俊太、中村桐耶、高嶺朋樹、深井一希、宮澤裕樹、荒野拓馬、菅大輝
・ベガルタ仙台/5名
小畑裕馬、関口訓充、富田晋伍、佐々木匠、西村拓真
・鹿島アントラーズ/8名
沖悠哉、山田大樹、町田浩樹、土居聖真、遠藤康、舩橋佑、上田綺世、染野唯月
・浦和レッズ/6名
鈴木彩艶、福島竜弥、宇賀神友弥、伊藤涼太郎、伊藤敦樹、関根貴大
・柏レイソル/11名
滝本晴彦、佐々木雅士、松本健太、古賀太陽、大嶽拓馬、上島拓巳、大谷秀和、仲間隼斗、山田雄士、細谷真大、鵜木郁哉
・FC東京/13名
波多野豪、阿部伸行、野澤大志ブランドン、渡辺剛、小川諒也、蓮川壮大、岡崎慎、大森理生、バングーナガンデ佳史扶、三田啓貴、内田宅哉、品田愛斗、安部柊斗
・川崎フロンターレ/7名
安藤駿介、登里享平、脇坂泰斗、大島僚太、三笘薫、田中碧、宮城天
・横浜F・マリノス/5名
中林洋次、高野遼、喜田拓也、天野純、水沼宏太
・横浜FC/6名
大内一生、市川暉記、前嶋洋太、齋藤功佑、安永玲央、古宿理久
・湘南ベルマーレ/5名
石原広教、古林将太、柴田壮介、田中聡、石原直樹
・清水エスパルス/9名
立田悠悟、ノリエガ・エリック、竹内涼、石毛秀樹、宮本航汰、西澤健太、滝裕太、金子翔太、成岡輝瑠
・名古屋グランパス/4名
三井大輝、藤井陽也、成瀬竣平、石田凌太郎
・ガンバ大阪/13名
東口順昭、林瑞輝、菅沼駿哉、倉田秋、福田湧矢、井手口陽介、奥野耕平、一美和成、塚元大、白井陽斗、川﨑修平、唐山翔自、宇佐美貴史
・セレッソ大阪/8名
丸橋祐介、瀬古歩夢、西尾隆矢、喜田陽、大久保嘉人、中島元彦、藤尾翔太、山田寛人
・ヴィッセル神戸/8名
小林友希、山川哲史、郷家友太、安井拓也、佐々木大樹、中坂勇哉、増山朝陽、小田裕太郎
・サンフレッチェ広島/13名
林卓人、大迫敬介、井林章、荒木隼人、青山敏弘、川辺駿、森島司、清水航平、東俊希、茶島雄介、土肥航大、長沼洋一、鮎川峻
・徳島ヴォルティス/6名
後東尚輝、小西雄大、渡井理己、藤原志龍、川上エドオジョン智慧、西野太陽
・アビスパ福岡/6名
山ノ井拓己、桑原海人、森山公弥、北島祐二、金森健志、城後寿
・サガン鳥栖/9名
板橋洋青、大畑歩夢、樋口雄太、高橋義希、本田風智、相良竜之介、松岡大起、石井快征、兒玉澪王斗
・大分トリニータ/3名
刀根亮輔、高畑奎汰、弓場将輝
人数を確認すると
- 最多13人 (FC東京・ガンバ大阪・サンフレッチェ広島)
- 最小3人 (大分トリニータ)
「ホームグロウン選手の数」と「成績」の関連性を考えると…
1位 川崎フロンターレ(7人)
2位 名古屋グランパス(4人)
3位 サガン鳥栖(9人)
4位 横浜Fマリノス(5人)
5位 ヴィッセル神戸(8人)
…
17位 大分トリニータ(3人)
18位 ガンバ大阪(13人)
19位 ベガルタ仙台(5人)
20位 横浜FC(6人)
関連性はなさそうです。
チーム編成上で「ホームグロウン選手」の扱いが違う?
今年のホームグロウン選手。
「人数」と「名前」を確認すると…
- ホームグロウン選手の「人数」と「成績」は関連性がない
それでも、「ホームグロウン選手」について、クラブによって方針の違いが見えてくるのは面白いです。
180度方向性が違うのが「名古屋グランパス」と「横浜Fマリノス」。
「ホームグロウン枠」を「育成枠」に使う名古屋グランパス
ホームグロウン選手について、チーム編成上で割り切って考えているのが「名古屋グランパス」。
ホームグロウン選手を4人(三井大輝、藤井陽也、成瀬竣平、石田凌太郎)登録していますが…
すべて「育成枠」として運用しています。
「ホームグロウン枠」を「育成枠」として運用する方法は基本的な使い方だと思います。
だいたいのクラブは「ホームグロウン選手枠」を「育成枠」として使っていると思うのですが…
名古屋は2022年以降義務化されている登録選手数「4人」の最小限。
そんなんです、名古屋の凄く割り切っているところは、ホームグロウン選手の人数を最小限だけにして、あとは戦力化されている選手でチーム構成している点です。
「自クラブ出身の選手」よりも「強いチームを構成するための選手」を優先する方針は名古屋の野心を感じます。
「ホームグロウン枠」を「主力戦力枠」に使う横浜Fマリノス
逆にホームグロウン選手をチーム編成上で「戦力」として運用しているのが「横浜Fマリノス」。
5人のホームグロウン選手(中林洋次、高野遼、喜田拓也、天野純、水沼宏太)がチームの中心をなす主力選手。
マリノスがクラブとして、選手育成が成功しているという証左と言えます。
なぜなら、クラブの生え抜き選手がしっかりとチームの根幹をつくっているからです。
クラブの歴史を感じさせてくれます。
ホームグロウン選手の扱いをチェックすることでクラブ方針の違いがわかるのは、ちょっと面白い事だと思います。
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