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こんにちは、おふと申します。
前回掲載した「税リーグ」。
僕のチラシ裏のようなブログにしては、かなり反響があったので「税リーグ」シリーズ第二弾です。
「サッカースタジアム反対派」の方から頂いたご意見の中で「税リーグ批判」の中心が「Jクラブライセンス制度」であると感じました。
今回は、「サッカーファンが考察するスタジアム反対派に知られたくないJリーグクラブライセンスの闇」と言うお話です。
………今回は僕の考察です。
いちサッカーファンの妄想程度と思ってお楽しみください。
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「Jリーグクラブライセンス」とは、Jクラブを篩に掛けるシステムである
「税リーグ」とは、税金をジャブジャブ使うJリーグの事らしいです。
前回は「スタジアム反対派」の方にJリーグを利用して、観光客を呼び込み、地方経済全体を潤うようにしませんか?と言うお話を紹介しました。
Jリーグのアウェイ遠征民は「立派なスタジアム」「美味しい地元グルメ」「地方色あふれる魅力的な観光地」が大好物です。
だから、地方の観光業に営んでいる宿泊業や飲食店、物販店、観光地はJリーグを利用すべきなのです。
実際に各地でそういう試みをしています。
大きな取り組みとしては、ジャパネットたかたの「長崎」。
小さい取り組みとしては…いろいろとあるのですが
例えば、小田原城。
小田原城天守閣は9月22日(日)と23日(月)、特別企画「ようこそ小田原城へ!」を実施。湘南ベルマーレまたはセレッソ大阪のユニホームを着用している人(本人に限る)は、小田原城天守閣の入館料(通常大人510円、小中学生200円)が無料になる。
「湘南ベルマーレ」とコラボした「小田原城」での観光客誘致の取り組み…。
平塚市ではなく、小田原市なのです。
しかも、Jリーグのアウェイ遠征民である証「セレッソ大阪」のユニフォームを着たお客さんが対象。
……つまり、湘南ベルマーレとしてはアウェイ遠征民にセレッソ大阪のユニフォームを着て小田原市を練り歩いてほしいのです。
湘南ベルマーレの狙いはどこにあるのでしょうか?
もうサッカーに投資したくない平塚・落合市長
湘南ベルマーレの本拠地・レモンガススタジアムは神奈川県平塚市にあります。
レモンガススタジアムでは屋根などのJリーグ規約に足りていないために、湘南ベルマーレはJ1クラブライセンスを剥奪されるかもしれないと状況です。
だから、湘南ベルマーレは新スタジアムが必要である。
平塚市は財政的な問題で新スタジアムの負担はできないと回答。
だから、湘南ベルマーレは平塚から他の市に移ってください……
とは言わずに、落合市長は野々村チェアマンに直訴した。
なぜ?野々村チェアマンに直訴?
「税リーグ」の根本的な非難がここに集約されているのだと思います。
湘南ベルマーレは、経営していくうえでJ1ライセンスを必要。
だから、湘南地区に新スタジアムが必要。
平塚市に頼れないのは分かっていたので、以前からクラブ名を「平塚」から「湘南」に変更している。
平塚市は、財政的な問題がでてくるので新スタジアム負担はできない。
神奈川県には複数のJクラブがあるので助けてくれない。
でも、ベルマーレに出ていかれたと叩かれたくない。
(日ハムに逃げられた札幌のように…)
今は両者のタフなネゴシエーションが行われている状況です。
「税リーグ」というネーミングもこのような状況で世論を味方につけるためのレッテルみたいなモノかもしれません。
【追記】国体の為に造った陸上競技場の維持費をJリーグで稼いでいた地方自治体
そもそも論になるのですが…
もともと、多くの地方自治体はサッカーに投資する為に陸上競技場を建設したわけではありません。
毎年、各都道府県が持ち回り開催されている国体の為に陸上競技場を建設したのです。
各地方に巨大な陸上競技場が交通の不便な場所にあるのは、そういう事なのです。
勿論、陸上だけでは税金の垂れ流しになります。
そこで地方自治体が目をつけたのが「Jリーグ」。
Jリーグのサッカー興行に国体用に造った陸上競技場を使用してもらい、維持費を捻出するのが狙いです。
それにJリーグも乗っかり、WINWINの関係ができたのです。
問題は陸上競技場が劣化してきて、プロの興行に沿わなくなってきたこと。
特にトイレ問題や屋根は深刻です。
そこでプロの興行に沿う「Jリーグクラブライセンス制度」を作成して、Jリーグはスタジアム投資を促したのです。
多くの地方自治体は国体仕様の陸上競技場を使って欲しいだけなので、多額の金額をサッカーに投資する気はありません。
Jリーグと地方自治体の思惑はすれ違っていきます。
その流れが、クラブ主体でスポンサー企業に投資してもらって地元民間企業を巻き込み…地方自治体と協力してサッカースタジアムを造る長崎や吹田などの「民設民営方式」につながるのです。
J1リーグだと、関東圏と新潟以外のクラブは全て球技専用スタジアムになってます。
そこで問題なのがそれができないクラブ。
さらにややこしくしてるのが、スポンサーを連れてこれないのにJ1ライセンスを目指している事。
J1ライセンスは厳しいスタジアム基準なので地方自治体だけで賄えるとはJリーグも想定してるはずがありません。
地方クラブの上昇希望が産むのは…
地方自治体とJリーグのWINWINの関係が決裂。
これはJリーグが規模を拡大させていく方針をとった時点で必然だったかもしれません。
以上が多くの地方都市で起こっているスタジアム事情です。
湘南の場合は、クラブの規模が大きくなったので平塚市から出ていく選択を考慮できるのでさらに複雑になっている感じです。
サッカーファンの考察:Jリーグは投資できないクラブを切り捨てていく
「税リーグ」と言われて、困っているのか?
Jリーグは「表面的な現象」と捉えているのではないでしょうか。
それよりも、Jリーグは大方針として「サッカーに投資していくクラブを優遇していく」と示しています。
だから、僕は今後サッカー投資ができないクラブを切り捨てていくと推測します。
なぜなら、「Jリーグクラブライセンス制度」はJクラブを篩に掛ける制度だからです。
今後、Jリーグは
・リーグ分配金の配分に差をつけていく方針である。
・「春秋制」から「秋春制」へ移行する。
・J3入れ替え戦が実施される
ここから数年かけて、都会の規模が大きなクラブは上位につけて…
なんちゃってプロの地方クラブはJFLに降格してアマチュアクラブに戻る。
スポンサーがつかない…
地方の自治体の支援がない…
プロクラブを保つのは難しいと判断されて仕方ないとなるのではないでしょうか…。
サッカーファンの考察:経営が厳しいクラブがでてくれば「Jリーグクラブランセンス制度」を緩める
「税リーグ」と言われて批判されている原因、「Jリーグクラブライセンス制度」を緩めるのか?
たぶん、すぐには緩めないです。
緩めると、Jクラブを篩に掛けれないからです。
緩めるとしたら、経営難のクラブが多数出てきてからだと思います。
何度も言いますが、サッカーに投資してくれるクラブをJリーグは優遇したいからです。
まぁ、名前を出しませんがそうじゃないクラブを下位、もしくはJFLへ。
サッカーファンの考察:「甲府」のケースがJリーグに格差社会への判断をさせた
これは個人的な妄想ですが…
「甲府新スタジアム構想」における山梨県・長崎知事の判断がJリーグに衝撃を与えたのだと思っています。
これまで「夢」を語り、地方にサッカーを普及させてきたJリーグですが…
甲府新スタジアムに大きな期待をしていたと思います。
新サッカースタジアムがほぼ決まっていて、地方スポンサーを数多く集めていた「ヴァンフォーレ甲府」は地方活性化策としての成功クラブだったのです。
ところが、長崎知事の一存でスタジアム計画はいきなり凍結。
「ヴァンフォーレ甲府」が天皇杯優勝してACLでグループリーグを勝ち抜いても、知事には評価されずに凍結のまま。
ACLでは国立に多数のサポーターを集め、他の国内サッカーファンが甲府を応援したストーリー性も知事には効果なし。
もし、甲府市でACL開催できたらそれだけの経済効果があったのではないかという長崎知事への非難もない。
これまで「地方活性化策」として地元で活動してきたクラブは全く評価されなかった。
ましてや、ヴァンフォーレカラーのネクタイをして選挙を勝ち抜いたと公言していた長崎知事からのしっぺ返し……。
これはJリーグにとって、ショッキングな出来事だったと思います。
これがJリーグの方針を大きく変更させました。
地方から東京へ。
リーグとして、Jクラブの規模拡大を一層重視させました。
クラブが地方自治体に頼らないJリーグを目指す方向へ変更。
J1リーグのクラブはほとんど「筆頭株主の子会社」になっています。
つまり、地方の自治体から経営を自立しているクラブの集まりになってきたと言えます。
これがJクラブの目指す形なのかもとJリーグは考えたと推測します…。
「Jリーグクラブライセンス制度」は、「税リーグ」でジャブジャブ税金を使うためにJリーグがつくった制度ではなく…
サッカー投資ができないなんちゃってプロのJクラブを篩に掛ける制度なんです。
【追記】「税リーグ批判」と「Jリーグクラブライセンス制度」の闇
(闇って、なんなの?とご意見を頂いたので追記します。)
「Jリーグクラブライセンス制度」の闇とは、Jリーグが地方から東京へとシフト変更されて困ってしまっている地方の人たちの嫌がらせです。
まずは、なんちゃってプロサッカー地方クラブ。
大口スポンサーを見つけられすにサッカーに投資できないのでJリーグクラブライセンス制度の篩に掛けられそうになってます。
彼らの末路はJFLへのアマチュア化で………
済めば良いですね。
ちなみに、J3リーグからJFLに降格した場合……
Jリーグ分配金はなしで、JFL加入金が1千万円らしいです。
J3残留争いはシビア。
次に、地方自治体。
大口スポンサーが見つけられないなんちゃって地方プロサッカークラブに泣きつかれてます。
問題はこれまでした行政の投資が無駄になる事。
政治家としての責任問題に発展するかもしれません。
だから、Jリーグに直訴する自治体まででてきました。
困ってる地方自治体の政治家さんを見兼ねて、加勢してきたのが行政の太鼓持ち地方マスコミ。
「税リーグ」というネットで流行っているスポーツビジネスでは考えられないような話を持ってきて非難。
嫌がらせのようなJリーグ批判を展開して、「サッカー投資は税金の無駄遣い」と困ってる政治家を守る提灯持ち記事を掲載。
本当なら現状を客観的に批評して、必要ならJ2クラブライセンスかJ3クラブライセンスで充分じゃないかと指摘すべき報道機関がです。
この三者が責任の所在をJリーグに押し付けようとしているのです。
Jリーグはあくまでプロサッカーリーグの纏め役なのでひとつひとつのクラブ経営に責任を持ちません。
そもそも、自治体もマスコミもJリーグへ直訴するよりもスポンサーを見つけられていないなんちゃって地方プロサッカークラブを非難すべきでないでしょうか?
プロならしっかりと経営しなさいと……。
最後に「甲府新スタジアム構想」はほぼ凍結になっていますが…
一部のサッカーファンによって「MWAスタジアムプロジェクト」として続けられています。
この計画は「行政に深く頼らない民間の力でスタジアム建設」を目指しています。
極論過ぎるかもしれませんが…
山梨県の政治家にもう二度と利用されないと言う意思はすごく感じました。
「税リーグ」シリーズ第三弾も更新中!
第4弾も更新しました!!
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(出所:NTTドコモ)