【このページにはプロモーションが含まれます】
こんにちは、おふと申します。
今回は「税リーグ」第3弾です。
第3弾も書けるほど、ネタがあるのかな?って考えていたら…
ご意見して頂いているスタジアム反対派の方は「新設サッカースタジアム」と「既存の陸上競技場」の論議を混合している事に気付きました。
例えば、「税リーグ」シリーズ第一弾でいただいたご意見。
ご意見、ありがとうございます。
反スタジアム派の方のご意見をスタジアムについてまとめると…
・収益の見込みがない
・莫大な維持費がかかる
・公共性が皆無で一般貸出ができない
・税金をつかって当たり前という考えが理解できない。
この事は「Jクラブの為のサッカースタジアム」なのか?
それとも「国体などの為に以前から地方自治体が建設していた陸上競技場」なのか?
ここが混合されているのではないかと思うのです。
というわけで「サッカースタジアム」について調べてみました。
【PR】
↑↑↑↑「DAZN」の詳しい内容はこちらから!↑↑↑↑
「東京オリンピックの負の遺産・国立競技場」の運営は「NTTドコモ」へ…
まずは、日本最大の陸上競技場である「国立競技場」から…
現在の国立競技場は東京オリンピック2020の為に建て替えされました。
その建築費は約1569億円・維持費年間約24億円。
おそらく、スタジアム反対派の意見である
・収益の見込みがない
・莫大な維持費がかかる
は、ここからやってきている指摘なのだと思います。
でも、ちょっと考えてみてください。
国立競技場は「東京オリンピック」の為に造ったので、なにもしなくても年間の維持費約24億円がかかります。
いいんですか?年間の維持費約24億円ですよ!
国としては、それではいけないと考えて…
一部の維持費(10億円)を国を持つことを条件に民間に運営してもらう事を考えました。
つまり、14億円のマイナスがあるけど国立競技場を黒字経営できる民間企業を募集したのです。
そこで手を挙げたのが「NTTドコモを筆頭とした4社連合」です。
スタジアム反対派のご意見である
・税金をつかって当たり前という考えが理解できない。
はここから来るのだと思います。
でも、「税リーグ(Jリーグ)」関係なく東京オリンピックのためにもう建っていて…
維持費が年間24億円かかってしまっているのです。
ちょっとでも、赤字を圧縮するために何かに使わないといけなくないですか?
国立競技場のミニチュア版「国体仕様の陸上競技場」
Jクラブの本拠地として使用している多くの陸上競技場。
スタジアム反対派の方は、なぜ日本各地にJクラブの本拠地になる巨大な陸上競技場があるのか?
考えられたことはありますか?
その答えは「国体(国民体育大会)」です。
毎年持ち回りで開催されている「国体」(現在は国スポ)。
つまり、Jクラブの多くの本拠地は「国体で造られた陸上競技場」なのです。
はっきりと言ってしまえば「国立競技場のミニチュア版」ですね。
だから、スタジアム反対派の人たちが指摘する
・収益の見込みがない
・莫大な維持費がかかる
・税金をつかって当たり前という考えが理解できない。
はここから出てきているのだと推測します。
でも、大切なので何度も書きますが…
もともと地方自治体が国体のために建てたスタジアムなので…
Jクラブが使わなくても、
・収益の見込みがない
・莫大な維持費がかかる
・税金をつかって当たり前という考えが理解できない。
は成り立つのです。
逆に少しでも地方自治体は国体仕様の陸上競技場の運営費を稼ごうと思って、「Jリーグ」を利用しようとしているのです。
Jクラブは会場料(芝生整備費込)を地方自治体に支払います。
それを維持費の一部に充てているのです。
特例で安くしているというご意見もありましたが…
それは整備している地方自治体が決めた特例なので、それで成り立っているのだとしか言えません。
人が集まるので特例したら票になるなんて思う知事さんや市長さんは……さすがにいないでしょう。
その上で、ここ数年で「地方自治体」と「地方Jクラブ」、「Jリーグ」の思惑がすれ違ってきたんだと言うお話を書いたのがこちらの記事です。
もし良かったら、ご拝読いただければ嬉しいです。
新設された「球技専用スタジアム」について調べてみた
さて、スタジアム反対派の本命「球技専用スタジアム」についてです。
スタジアム反対派の人の全てのご指摘がヒットする「球技専用スタジアム」。
・収益の見込みがない
・莫大な維持費がかかる
・公共性が皆無で一般貸出ができない
・税金をつかって当たり前という考えが理解できない。
僕が自信をもって話せる「ノエビアスタジアム神戸」を例に挙げていこうと思います。
僕の好きなコラミスト・後藤武生さんの記事から
Jリーグ開幕から30年以上が経過し、最近は球技専用の新スタジアムが相次いで完成している。2016年には大阪府・吹田市にパナソニック・スタジアム、2020年には京都府亀岡市に京都サンガスタジアムが完成。2021年には長居球技場が大幅改装されてセレッソ大阪の本拠地ヨドコウ・桜スタジアムとなった。
これらのスタジアムは、いずれも各Jリーグクラブが指定管理者となって運営されている。
こうした「公設民営方式」の先駆けとなったのは神戸市の「神戸ウイングスタジアム」だ。
神戸市が2002年ワールドカップのために旧神戸中央球技場を全面改装するに当たって、神戸製鋼所と大林組の共同企業体が設計・施工を行い、完成後には両社の共同出資で設立された「神戸ウイングスタジアム株式会社」が指定管理者として運営を行ってきた(現在の運営管理はヴィッセル神戸の運営会社「楽天ヴィッセル神戸」)。
「公設民営方式」……読んで字の如くですね。
地方自治体が設置して、民間が運営する。
つまり、莫大な維持費は民間企業が稼ぐ方式です。
まぁ、反論できるのはここまでですね。
サッカーの為だけに使うから、公共性がないと言われますが…
これは課題ですね。
この方式は神戸製鋼所と大林組でわかるようにラグビーが主導したわけで
ラグビーとサッカーくらいしか使えないです。
収益性・公共性に関しては、まだまだ課題が山積。
これらを足す為に、ここに観光を絡めていけばと提案した次第です。
スタジアム反対派の人たちの指摘を尊重し、課題を解決する必要があるのです。
その課題克服には、Jリーグ・Bリーグを1大観光イベントに仕立てようとしているジャパネットたかたが立ち向かう「長崎」の将来に期待したいと思っています。
既存の陸上競技場を使用するなら、「税リーグ」と揶揄されない
結論から書くと
「既存の陸上競技場」を本拠地にしておけば、地方自治体の思い通りで、Jリーグは「税リーグ」と批判されないと思います。
しかし、それは「サッカーに投資しない」と同義語です。
現在、Jリーグの目は「地方」から「東京」へ向いています。
「サッカーに投資する気のない地方」のサッカークラブは「Jリーグクラブライセンス制度」によって淘汰していくはずです。
「J3入替戦」でJFLに落ちたJ3クラブはアマチュア化するしかないし…。
Jリーグはひとつひとつのクラブ経営に口を出しません。
リーグ分配金もなく、JFL加入金1000万円を負担しなければなりません。
地方JクラブがJFLに降格し、アマチュア化すると…
地方自治体は陸上競技場の維持費に苦労するし…
Jリーグが開催される会場整備に投資していたら、政治問題化するかもしれません。
「サッカースタジアム」の現実を調べてわかったのは、大口スポンサーのいない地方クラブの未来はそんなに明るくない事。
特に「秋春制」後は………東北地方のクラブは厳しいんじゃないかな。
J1リーグは関東圏・新潟以外は「球技専用スタジアム」です。
そこに「清水」「長崎」「仙台」「千葉」「大宮」「金沢」「今治」などの「球技専用スタジアム」が整備されている下位カテゴリーの数クラブがあれば、Jリーグとしては無理してスタジアムを造ってもらう必要性を感じていないのではないかと推測します。
つまり、「秋田」「鹿児島」などウジウジしている地方クラブに期待していないのではないでしょうか?
そんな感じがします………。
**************************************
ヴィッセル神戸に関するブログはこちらに沢山あります!
ぜひ、他のブログもチェックしてみてください。
(出所:NTTドコモ)