優柔不断な父親の成長過程日記

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【海老名新サッカースタジアム構想】「DeNA」の理想のスタジアムは実現できるのか?

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こんにちは、おふと申します。

 

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今回は、スタジアムを巡ってホームタウン移転騒動へと発展している「SC相模原」と「海老名市」と「相模原市」のお話です。

 

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Jリーグの理念…

その根幹にあるのが「地域密着」。

 

「地域密着」が浸透する前のJ創成期において、

「ホームタウン移転」はよく行われていました。

 

例えば

・藤枝ブルックスが藤枝市から福岡市へ

・PSJフューチャーズが浜松市から鳥栖市へ

・川崎製鉄が倉敷市から神戸市へ

・東芝が川崎市から札幌市へ

 

当時のJFL所属していた数多くのクラブ、企業サッカー部がJリーグを目指してホームタウン移転を実現しました。

 

しかし、J形成期に事態は一変します。

それは、Jリーグの理念「地域密着」が定着し、Jクラブの「ホームタウン移転」をタブー視し始めたからです。

 

大きな問題になったのは…「東京ヴェルディ」のホームタウン移転。

そのヴェルディに続くクラブが現れました。

今回はそのヴェルディに続きそうな「SC相模原」のホームタウン移転話を深掘りしていきたいと思います。

 

www.titiseityou.work

 

 

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Jリーグは「過度な地域密着」を是正する時期が来ている

まずは、これまでの相模原市におけるスタジアム関連の事柄をAIにまとめてもらいました。

 

SC相模原と相模原市のスタジアムに関する経緯は、Jリーグのクラブライセンス基準と相模原駅前の土地利用計画が複雑に絡み合い、最終的にSC相模原が海老名市での新スタジアム整備計画をJリーグに提出するという形になりました。

以下に主な経緯をまとめます。

 

1. Jリーグライセンス基準とスタジアム要件:

SC相模原はJ2ライセンスを維持するために、J2基準(入場可能数1万人以上)を満たすスタジアムの整備計画をJリーグに提出する必要がありました。

現在ホームスタジアムとしている相模原ギオンスタジアムは、入場可能数6,259人であり、J2基準を満たしていません。

2021年シーズンには、スタジアム整備計画の提出を条件にJ2ライセンスを取得しましたが、その猶予期限が2025年に迫っていました。

最終的にSC相模原は、J1基準(1万5000人以上収容)の多目的スタジアムを整備する計画を立てました。

 

2. 相模原駅前のスタジアム構想(相模総合補給廠一部返還地):

SC相模原は、相模原駅北口の相模総合補給廠一部返還地(約15ha)に、多機能複合型スタジアムを整備する構想を長年推進してきました。

2019年には、他の相模原市ホームタウンチーム(ラグビー、アメリカンフットボール、女子サッカー)と共に、この場所でのスタジアム整備を要望する署名活動も行いました。

2021年には、相模原市をホームタウンとする4つのスポーツチームが約10万4千筆の署名と要望書を本村賢太郎市長に提出し、スタジアム建設の実現を訴えました。

2024年11月には、他チームと連名で同地区の土地利用計画に関する民間意見募集に提案書を提出しました。

 

3. 相模原市の対応と計画見送り:

2025年5月、相模原市が発表した相模総合補給廠一部返還地の土地利用計画骨子には、スタジアム整備が含まれませんでした。

市は、民間募集で提出されたスタジアム建設に関する4件の提案が、いずれも市が条件としていた「民設民営」の条件を満たしていなかったと説明しました。

この決定に対し、SC相模原や一部の市議からは異論が相次ぎました。

 

4. 新たな候補地模索と海老名市への移転計画:

Jリーグへの計画提出期限である6月末が迫る中、SC相模原は、ホームタウンである相模原市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町の中で新たな候補地を模索しました。

その結果、海老名市内に整備計画として提出できる場所が見つかり、海老名市への打診を経て、2025年6月30日、Jリーグに海老名市内での新スタジアム整備計画を提出しました。

これにより、SC相模原はクラブ創設以来17年にわたって拠点としてきた相模原市ではなく、海老名市に新拠点整備を目指すことになりました。

海老名市の内野優市長は、SC相模原が海老名市を評価したことに感謝し、市民の理解を得ながら気運を醸成し、官民連携で協力していく姿勢を示しています。

 

この経緯は、Jリーグクラブが抱えるスタジアム問題の難しさや、自治体との連携の重要性を示す事例となっています。

 

今回の顛末でいちサッカーファンの疑問は…

相模原市は新スタジアム構想を却下した時点で、SC相模原のスタジアム問題に対して、どのように対処する予定だったのだろうか?

という事です。

 

予測できるのは

①現在使用している陸上競技場を改修しようと考えていた

②Jクラブライセンスは相模原市には関係がないので、SC相模原が対処すべき案件だと認識していた

 

①だとしても②だとしても、相模原市の根底にあるのはクラブ軽視。

 

ここに大きな問題があると僕は思っています。

 

Jリーグ創設期は各都市に招致されてホームタウンを移転したクラブなので、大事にされていますが…

相模原のように自発的にクラブができた都市は、Jクラブを望んでいないので軽視されるケースもあるのではないでしょうか?

 

出典:フェイスブック「相模原駅に新スタジアムを!」

 

相模原市がクラブ軽視した理由

下記が相模原市の本村市長が語る言葉です。

 

www.city.sagamihara.kanagawa.jp

 

まずSC相模原は本市のホームタウンチームでありますし、海老名市や綾瀬市、座間市、愛川町のホームタウンのチームでもあります。そういった中で、例えば拠点となるスタジアムが海老名市になろうとしても、私たちは引き続き、市民が大好きであるSC相模原を、市民の皆様や議会やサガミスタの皆さんと一緒に応援していくということに変わりはありません。この気持ちはこれからもずっと一緒ですし、また次の世代も同じ想いだと思っています。そうした中で、令和3年に約10万筆の署名があって、約3割の方々が市民の皆様からのスタジアムの要望書であったのですね。そして令和5年には、相模総合補給廠一部返還地の土地利用計画の方向性というものを示して、スタジアム計画を中に入れました。その中で、実は長年、例えば今スポーツ担当の石井副市長、奈良副市長に、SC相模原とスタジアムが欲しいという中で、色々な交渉をしていただいてきました。私たちは最初から民設民営でというお話をさせていただきまして、私も来月、ジャパネット高田の長崎のスタジアムを視察に行きますけれども、あのような形で民設民営、土地も購入していただき、上物も建ててもらいたいという話をしてまいりましたし、そのことは、SC相模原の皆さんもご存知だという風に思っています。そして、当初のお言葉で言った言わないになりますけれども、そういったこともご理解している中で、この議論が進んでいった中で、私たち庁舎内にも、今、若手のチームを中心に、スタジアム構想のあり方を検討するかと。火を消したわけではないのですね。これは。私たちは相模総合補給廠一部返還地以外にもいくつか【候補地】がありますからということもお話をしてきましたし、場合によっては、ギオンスタジアムをJ1仕様にする、この計画もお話をしてきたところでありますが、なかなか関心を持っていただけなかったと。やっぱり駅近が良いというのが最大の条件であったという風に伺っていますし、今朝もスポーツ推進課長がホームタウン4チームと、意見交換の場を設けさせていただいたのですが、先ほど、スポーツ推進課長や市民局長から報告があったのは、午前中のホームタウン4チームとの意見交換の中でも、やっぱりSC相模原の皆さんからは、駅近が良いというお話がございました。私たちもいくつか【候補地】があるということも言ってきたし、本当に相模総合補給廠一部返還地の1等地でやるのだったら民設民営で是非ともやっていただきたいという話を長年してきた結果、民間提案募集をした際に、10提案上がってきたのですが、確か、スタジアム構想は4提案ありました。ただその4提案とも、どれ一つも民設民営という条件に至っていなかったということでありまして、私たちも行財政構造改革をして、そこを脱却して今、新たな都市経営戦略をチャレンジしていくところでありますけれども、かといって急にスタジアムを造れるほど好転したわけではないのです。ですから民設民営でという条件を、3年ぐらい前からずっとこの話をしてまいりましたので、そのことは、SC相模原の皆様はご理解いただいていると思うし、逆に言うと令和3年の時の約10万筆の署名の時にも、まだまだスタジアムが欲しいという市民(意識)の醸成は足りないのではないかということを、私は厳しくそこを言いました。それは約10万4000筆あったのですが、そのうちの3万筆が市民の皆様だったのですね。もっともっとやっぱり市民の皆さんからスタジアムが欲しいんだという声を湧きあがらせて欲しいというお願いしたのですが、もちろんそういった声も聞こえてきましたし、ただ、約10万筆の重い署名でありますけれども、そこからなかなかまた超えるようなお話がなかったところで。ちょっと残念でありますけれども、今回、私のところに連絡があったのは、6月30日の5時9分に西谷社長からお電話がありまして、J2ライセンスの継続のために、今回Jリーグに提出をしたと。場所を言われなかったので、私の方から、いやいや、もう噂は聞いていますから海老名でしょという話をしたら、あははみたいな感じで、海老名ですみたいな感じでしたけれども。ですから、もっともっとお互いに対話をして、意思疎通をしなければいけないなという反省は、お互いにあるのではないかなと思います。私たちもね、たくさんお伝えしたいこともありますけれども、公の立場でありますから、そこは少し我慢しなければいけないところもありますけれども。先ほど述べたように、新たにスタジアムができるということは、選手にとっても関係者にとってもそれからサポーターのサガミスタの皆さんにとっても幸せな話だと思いますから、まあ相模原ではないということはちょっと残念ですけれども、海老名に新たな拠点ができるということは、そこは歓迎をして、私たちもこれからも変わらずに応援をしていきたいと思っています。

 

いろいろと語ってらっしゃいますが、

「10万筆の署名のうち、市民は3万筆」では少ない。

SC相模原との関係は冷え切っている。

 

www.footballchannel.jp

 

これまでの観客動員数も考えると…

相模原市としてはいらなかったんだろうなぁ。

だから、関係が切れたわけではないのに

上から目線でSC相模原について話せるのではないでしょうか?

 

筆頭株主「DeNA」は相模原市に「NO」と判断していた

神奈川県下にあるJクラブは

・横浜Fマリノス

・横浜FC

・湘南ベルマーレ

・SC相模原

の4クラブです。

 

はっきりと言って、多すぎると感じます。

しかもSC相模原以外はJ1クラブ…。

競技面・人気面で劣っているのは間違いありません。

 

そんなクラブを取り巻く環境をシビアに感じているのがSC相模原の筆頭株主「DeNA」だと思います。

 

相模原駅前にスタジアムを建設する案を相模原市が却下した1ヶ月後に、SC相模原は海老名市に新スタジアム建設計画を発表しました。

時間的制約を考慮すると、事前に海老名市と打ち合わせていたことは明白です。

 

つまり、SC相模原は結果が出る前から相模原市を見放していたと推測できます。

 

上記した本村市長の談話を鑑みると、DeNAがそう判断しても仕方ないと思えてしまします。

なぜなら、DeNAのやりたいクラブ経営を本村市長は理解していないし…

相模原市としても容認できないと思うからです。

 

DeNAが行った「横浜ベイスターズ改革」が相模原市ではできない

SC相模原が相模原市を見放していた理由は「DeNAが行った横浜ベイスターズ改革」を考慮したら明確になります。

 

AIにまとめてもらいました。

DeNAによる横浜ベイスターズの改革は、球団の赤字経営を解消し、人気球団へと変貌させた画期的な事例として知られています。主な改革の内容は以下の4点に集約されます。

 

1. 球団と球場の一体経営化(コミュニティボールパーク化構想)

横浜スタジアムの買収: DeNAは2016年に横浜スタジアムを友好的に買収し、球団と球場を一体で経営する体制を確立しました。これにより、球場の改修や運営に関して迅速な意思決定が可能となり、収益構造の改善に大きく貢献しました。

スタジアムの魅力向上:

座席の多様化: 子連れ向けのボックスシート、団体向けプレミアムシート、飲食を楽しめるカウンター席など、多様なニーズに応える座席を新設しました。

飲食・物販の充実: 球団オリジナルのクラフトビールを開発し、フードメニューもリニューアルすることで、スタジアムでの飲食体験を向上させました。

イベントの企画: 試合以外の時間でもスタジアムに足を運びたくなるようなイベントを企画し、地域コミュニティとの連携を強化しました。

 

2. マーケティング戦略

データに基づいた戦略: DeNAの強みであるITを活用し、データに基づいたマーケティング戦略を展開しました。顧客の行動データを分析し、ファン層の拡大やリピーターの確保に繋げました。

ブランディングの強化: 「継承と革新」をコーポレートアイデンティティとし、伝統を大切にしつつも、新たな視点で球団の魅力を発信するブランディングを推進しました。

 

3. チーム強化への投資と戦略

選手の補強と育成: 有力選手の積極的な補強に加え、若手選手の育成にも力を入れ、チーム全体の底上げを図りました。

チームビルディング: 社内と同様に、選手やスタッフに対しても心理的安全性を重視したチームビルディングを行い、コミュニケーションの活性化とパフォーマンス向上を促しました。

 

4. 球団社内の組織改革

IT化の推進: 経営権譲渡当初、IT化が遅れていたオフィス環境を改善し、DeNA本社と同レベルのITインフラを整備しました。

組織風土の改革: 社長自らが社員と1対1で面談を行うなど、社員一人ひとりの声に耳を傾け、風通しの良い組織風土を醸成しました。スピード感のある意思決定と組織の一枚岩化を目指しました。

 

これらの複合的な改革によって、横浜DeNAベイスターズは観客動員数を大幅に増やし、黒字化を達成。さらに、チームも強化され、球団史上初の日本一も達成しました。DeNAの改革は、プロ野球球団の経営に新たなモデルを提示した成功事例として高く評価されています。

 

DeNAはクラブ経営にスタジアム機能を重視している事がわかります。

単純にJクラブライセンスを取得するためにぎりぎりのスタジアムを建設するのではなく、クラブ経営のために集客できるスタジアムを建設する事を考えているからです。

 

となると、非協力的なホームタウンではDeNAが思ったクラブ経営ができないと判断した。

 

SC相模原が「ホームタウン移転」を検討している理由はここにあるのではないでしょうか?

 

www.titiseityou.work

 

「行き過ぎた地域密着」がクラブの選択肢をなくす

僕は神戸市に住んでいるので「オリックスの大阪移転」を実際に経験しました。

オリックスが嫌いになりましたし、今後も応援しようとは思っていません。

ただ、神戸では集客に苦戦して球団経営が成り立たないのであれば仕方ないと理性では理解しています。

だから、移転後にリーグ優勝を複数回している現状を鑑みると「オリックスの大阪移転」は正解だったと認めざる得ません。

 

これはサッカークラブにも当てはまると僕は思います。

現在は「行き過ぎた地域密着」によってタブー視されていますが…

自治体との関係が冷え込んでいるクラブは、「ホームタウン移転」を検討する時期に入っているのではないでしょうか?

 

・水戸

・甲府

・秋田

・鹿児島

・平塚

 

SC相模原の海老名移転は「Jリーグの行き過ぎた地域密着」に風穴を開けるトピックスになるのではないかと注目したいと思っています。

 

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