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こんにちは、おふと申します。
「サッカー」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にサッカーの魅力を綴っていきます。
今回は「Jリーグがスタジアムにこだわる理由」についてです。
Jリーグが「スタジアム基準」にこだわる事情
新規クラブのJ参入を難しくする「Jリーグスタジアム基準」
12月も近づき、日本のサッカーシーズンも終盤に差し掛かってきました。
どのカテゴリーでもサポーターの悲喜している様子がニュースに載ってきます。
現在(2019年11月25日時点)の状況で決まっている昇格・降格クラブは
- J1昇格 柏レイソル・横浜FC
- J2降格 (まだ未定)
- J2昇格 ギラヴァンツ北九州
- J3降格 岐阜FC
- J3昇格 FC今治
- JFL昇格 いわきFC・高知ユナイテッド
- 地域リーグ降格 松江シティFC・流経大ドラゴンズ龍ケ崎
この表のクラブ名を見て、J3以上の昇格クラブにある共通点に気づきました。すべて、ホームスタジアムが競技専用スタジアムであるという事です。
もちろん、一時的な現象であると思いますが…。
「Jリーグクラブライセンス」取得には「スタジアム問題の解決」が必須
Jリーグに参加する上で、どうしても必要なのが「Jリーグクラブライセンス」です。
J3への主な資格要件は
- 当該シーズン年間事業収入が1.5億円以上になると合理的に見込まれる事
- 当該シーズン年間平均入場者数が2,000人以上である事
- JFLで4位以内かつ「Jリーグ百年構想クラブ」のうち上位2位以内
- 新設および大規模改修を行ったスタジアムは原則として、5,000人以上の収容人数があり、屋根は全ての観客席を覆うこと(観客席の3分の1が屋根で覆っている場合はB等級)
クラブだけで解決できないのが「スタジアム問題」です。
なぜなら、通常ホームスタジアムはクラブ所有ではなく自治体から借りているからです。クラブは自分勝手に改修できないのです。
ホームスタジアムは「人口芝」でJFLでは使用できない「いわきFC」
上記リンクの記事「いわきFC」・大倉智代表のお話にその「スタジアム問題」触れられていました。その部分だけを紹介します。
(できれば、「スタジアム問題」だけでなく「クラブのポリシー」についても語っていますので、ぜひご覧ください)
記事の話では「いわきFC」のホームスタジアム「いわきFCフィールド」は「人工芝」の為に、「天然芝」と指定している為にJFLでは使用する事ができません。そのために「いわきグリーンフィールド」や「Jヴィレッジ」を使用する事を検討しているようです。
そのうえで、大倉代表は「Jリーグの問題点」を2点挙げています。
- いついつまでに昇格しなければならない
- (そのために)スタジアムをつくらないといけない
なぜ、こんな問題点をJリーグはつくってしまったのでしょうか?
「スタジアム問題」の原点は「日本サッカー界の2.26事件」
「いわきFC」・大倉代表が挙げた問題点はどこからきているのか?
なぜ、Jリーグは「スタジアム」にこだわるのか?を調べていくと「日本サッカー界の2.26事件」に行き当たりました。
その内容が上記リンク記事の元Jリーグチェアマン・川淵三郎氏のお話に詳しく載っていました。
- 1986年2月26日・国立競技場でJSL人気チームによるダブルヘッターが行われた
- 観戦希望が10万人だったが、前日の大雨で28,000人の観客だった
観客を呼ぶには、選手がどれだけいい試合をしてがんばってプレーしようが、クラブが観戦環境を整えなければ興行として成功しないという体験。これがJリーグが「スタジアム」にこだわる理由なのだと思います。
川淵氏の言葉だと…「緑の芝」「お客さんの歓声」。そういうものがあって、初めて「プロ」として成り立つ。
確かにその通りかもしれません。
- いついつまでに昇格しなければならない ← クラブ経営の安定化の為に、地域の人気が盛り上がっている間にカテゴリーをあげる事を推奨している
- (そのために)スタジアムをつくらないといけない ← クラブ経営の安定化の為に集客が安定できるスタジアム建設を推奨している
Jリーグが観客動員数にもこだわっている事も「プロ化」に苦労した経験からきているのかもしれません。
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