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こんにちは、おふと申します。

今回は、地域リーグに所属する福山シティが主導する「福山新サッカースタジアム構想」のお話です。
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広島県福山市をホームタウンにする地域リーグ所属クラブ「福山シティFC」。
その福山シティが2025年7月に壮大な計画を発表した。
瀬戸内地方有数の都市である「福山新サッカースタジアム構想」。
福山シティFC(所在地:広島県福山市)は、現在Jリーグ参入を目指して活動しておりますが、ホームタウン内(福山市)にはJリーグスタジアム基準を満たすサッカースタジアム及び陸上競技場が存在せず、Jリーグライセンスの取得が困難な状況です。
現在、クラブが主な試合会場として利用している「竹ヶ端運動公園陸上競技場(福山市)」は、Jリーグ基準を満たすには大規模な改修が必要です。
Jリーグによる試算では、竹ヶ端運動公園陸上競技場の改修費用は約20~30億円、びんご運動公園陸上競技場(尾道市)でも約5~10億円が必要と見込まれています。
また、竹ヶ端運動公園陸上競技場は他競技との兼ね合いから、クラブが目指す使用頻度を確保できず、過去6シーズンでわずか5試合しか公式戦の開催ができていない現状があります。びんご運動公園についても暫定的な利用にとどまり、ホームタウン内の施設ではないため、本格的なホームスタジアムとして活用することが難しい状況です。
こうした背景から、福山シティFCは「ホームタウンである福山市内にJリーグ基準を満たすサッカー専用スタジアムを新設したい」と考えております。
スタジアム規模・方針については
・Jリーグ昇格後の入場者数の増加を考慮し、第一期工事では収容人数9,000~10,000人を前提に施設計画を検討する
・J1昇格時には、15,000人規模までの拡張を視野に入れる
・建設地における条件、仕様を踏まえ、初期投資を抑えるための段階的拡張や、将来的な秋春制への対応検討を実施
・アクセスに優れ、観戦環境の充実した新スタジアム整備により、福山市の新たな価値を創出する
すごいのが、計画時期と建築金額…
Q1.スタジアムの建設候補地は?
>候補地はホームタウンである福山市内の自治体及び民間の遊休地を模索中です。
Q2.竣工予定時期は?
>最短でのJリーグ参入(2025シーズン:JFL・2027-2028シーズン:J3)を目標にしているので、2027年秋の竣工を目標にしています。
Q3.スタジアムの建設費用は?また、どのように捻出する?
>建設費は40億円(税抜)想定で、民間による資金調達を検討しています。
Q4.なぜ、このタイミングでの発表?
>構想自体は5年前からあったものの、Jリーグへの参入が見えてきたタイミングであること、そしてクラブ創設10周年記念パーティーにて福山シティファミリーの皆さまが一堂に会する絶好の機会であったことを踏まえ、最も意義のあるタイミングでの発表を決断いたしました。
立地が決っていないのに、2027年秋に竣工…
民間資金で建設費40億円。
これが実現できれば、サッカー界にとって画期的なプロジェクトになります。
今回は「福山新サッカースタジアム構想」を深堀りしていきます。
【アフェリエイト】
前例は「栃木シティ」の「CITY FOOTBALL STATION」
新たにサッカースタジアム構想が発表される場合…
ほとんどが「曖昧」で「なんとなくこんな感じのスタジアム」を目指しますというアナウンス。
でも、今回取り扱う「福山新スタジアム構想」はやけに具体的。
2027年秋に竣工…
民間資金で建設費40億円。
これまでとは一味違うスタジアム構想なのです。

(出典:福山シティフットボールクラブHP)
とは言え、計画が具体的であったとしても
計画通りにスタジアムが建設できるとは僕は思えません。
何と言っても、立地が未定で27年秋竣工は夢見がちと言われても仕方ないと思うからです。
広島県福山市を拠点とし、中国サッカーリーグ(事実上5部相当)に属する福山シティFCが、2027年秋の完成を目指した新スタジアム建設計画を7月3日に発表した。
Jリーグ参入を目指す福山シティは、J2基準の9,000~10,000人収容、将来的にはJ1基準の15,000人収容可能なスタジアムを、民間資金を活用して約40億円で建設する構想を掲げている。クラブ公式X上では新スタジアム構想図も公開され、そのイメージ図は全席屋根付きの素晴らしいもの。J1から数えて5部にあたるクラブの突然の発表は、Jリーグファンをもザワつかせた。
しかしこの夢のようなプランを、眉に唾を付けながら聞く向きも存在している。計画では建設費は約40億円(税別)とされ、完成予定まであと2年ほどしかない。具体的な建設地も「福山市内の候補地を複数想定、調整中」とされている。
ここでは、福山シティ新スタジアム建設計画について、資金調達、立地の課題、建設スケジュール、クラブの経営状況、国内の先行事例を基に検証し、計画が現実的なものか、あるいは単なるPR的な“アドバルーン”に過ぎないのかを考察したい。
地域リーグ時代にサッカースタジアムを建設した「栃木シティ」
地域リーグ所属のクラブがサッカースタジアムを建設できるのか?
AIに前例がないか?を尋ねてみました。
はい、地域リーグに所属しているクラブが、自前でサッカースタジアムを建設した例はあります。
特に有名な例として、関東サッカーリーグ1部に所属する栃木シティFCが建設した「CITY FOOTBALL STATION」が挙げられます。
建設主体: 栃木シティフットボールクラブ(クラブ運営会社)
建設費用: 約17億円
特徴:収容人数5,128人のサッカー専用スタジアム。
観客席とピッチの距離が非常に近く、臨場感のある観戦が可能。
クラブのオーナー企業である日本理化工業所が建設費を全額負担したことでも知られています。
このような例は、地域リーグからJリーグを目指すクラブが、Jリーグ参入の条件であるスタジアム要件を満たすために、独自のビジョンを持ってスタジアム建設に踏み切るケースが多いです。行政に頼らず、クラブやそのオーナー企業が主体となって建設する点で、Jリーグのクラブとは異なる特徴を持っています。
また、JFLやJリーグのクラブにおいても、自前でのスタジアム建設や、行政と連携したスタジアムの改修・新設に向けた計画が進行しているケースも多くあります。
現在、J3リーグに所属している「栃木シティ」。
そのホームスタジアム「CITY FOOTBALL STATION」が地域リーグ所属時代に建設されていました。
tochigi-city.com画著作権で保護されている場合があります。
(栃木シティフットボールクラブhpより引用)
収容人数が約5000人で建築費用が約17億円。
福山新サッカースタジアム構想が約1万人で建築費用を約40億円としているので…
「CITY FOOTBALL STATION」の約2倍で予算建てしているという感じでしょうか?
単純計算で順当と言えます。
「CITY FOOTBALL STATION」で行われた栃木ダービーをDAZNで観戦しましたが、サポーターの熱量がすごく良い雰囲気。
こういう感じのスタジアムが各地にできるとサッカーが文化になるんじゃないかと期待したくなります。
いずれは訪れてみたいサッカースタジアムです。
狭き門になった「J3参入」も…成功への切符ではなくなった現実
福山シティが、なぜ夢見がちなスタジアム建設計画を発表したのか?
それは新規サッカークラブの経営が年々厳しい状況に陥っているからだと思います。
Jリーグのクラブは
・J1が20クラブ
・J2が20クラブ
・J3が20クラブ
の60クラブで上限が決まっています。
昨年からは「J3・JFL入れ替え戦」が実施されており、毎年J3リーグ19位と20位はJFL降格の可能性がでてきます。
以前はJ3からJFLへの降格はなく、J3リーグがプロのクラブになる準備段階だったのですが…
そんなモラトリアムな時期がJ3クラブにはなくなってしまったのです。
Jリーグは自由競争を煽りつつも…
「Lemino」でネット無料配信などの施策でクラブの周知を応援。
ファン獲得に力を入れています。
(JFLも「Lemino」に無料配信してもらえばいいのに…)
J3クラブにおいても、そんな状況なのだから…
JFL以下のJリーグを目指すクラブは、入れ替え戦に勝利するチーム作りとともに、クラブの経営基盤をJ3参入以前から盤石にしておく必要性がでてきています。
要するに、福山シティにとって、J3リーグに参入する事は「成功へのチケット」ではなく…クラブ成功への足掛かりなのです。
クラブの経営面を調べると…。
福山シティの親会社「宝和ホールディングス」は福山市の地元運送業を中心にした会社で…
旨味のある他業種に手を広げている感のある多角化経営の方針のようです。
その一環として、スポーツ事業を取り扱っているので利益優先っぽい。
実態はどうなんだろう?
経営基盤の弱いJクラブの末路
J60クラブの椅子を虎視眈々と狙っているクラブはJFL所属しているだけでも11クラブ。
福山シティのように地域リーグ所属になると、さらに数は増えます。
Jの狭き門にチャレンジしているだけあって、割と骨太なクラブが多いイメージ。
問題は経営基盤が脆弱なJ2・J3クラブたちです。
昨年の高知ユナイテッドの躍進からも見て取れるように、J3リーグは大きく入れ替わるのではないかと危惧しています。
特にスタジアム問題などで自治体の協力を得れていないクラブは、数年後にJFL降格で最悪はクラブ解散も…。
具体的な例は控えますが…
ホームタウンで市民から必要とされていないと指摘されているクラブは早急にクラブ経営の足元を見直さなければならない状況に置かれているのではないでしょうか?
福山シティによる「福山新サッカースタジアム構想」は、J3やJFL界隈が挙げた鬨の声なのではないかと僕は思えるのです。
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