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こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
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サッカークラブ「ヴィッセル神戸」を運営している「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の2024年度損益計算書・貸借対照表が公開されていたので、業績面ではどんな感じなのか調べてみました。
昨年度、「ヴィッセル神戸」はJ1リーグと天皇杯を制覇。
競技面においては、クラブ史上における「黄金期」。
これ以上を狙うなら、ACL制覇しかないと言えるような成績を残しました。
まさに、ファンにとっては夢のような1年間でした。
業績面では
2024年度のクラブ売上は80億6700万円。
Jリーグで浦和・川崎に続いて、3番目の売上でした。
トップチーム人件費は28億1000万円。
Jリーグで浦和に続いて、2番目。
なかなか良い数字のように見えますが…
ちゃんと財務諸表を確認してみると…
クラブの収支は赤字……。
サッカークラブ、儲からなさすぎじゃない?
【アフェリエイト】
競技面は最高の成績…しかし、クラブ収支は赤字の2024年度
2024年度「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の損益計算書・貸借対照表が今年も公開されていました。
昨年度はJ1リーグ・天皇杯を優勝し、チームとしては120点満点の偉業を遂げました。
優勝を機に、クラブ運営もがっちりと儲けているはずだと楽しみにしていたのですが…
サッカークラブの経営はそんなに旨味のあるものではないようでした。
毎年、神戸は楽天グループからの「特別利益」を注入してもらって、赤字を黒字にしてもらっているクラブ。
今季はリーグ・天皇杯を制して、そろそろ独立して採算がとれるクラブになりたいのですが…。
リーグ・天皇杯と2冠を達成しても赤字のクラブ経営でした。
サッカークラブは営利企業ではないと呟いたライターの方がいるらしいですが…
そう言われても仕方ないと思えるくらい儲からないようです。
…クラブが儲けようとすると、競技面で上位にいけないというイメージでしょうか?
クラブの価値を示す「貸借対照表」
まずは、「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の価値を示す貸借対照表から見ていきましょう。
簡単な見方としては
「資産の部」−「負債の部」=「純利益(純損失)」
つまり、「純利益(純損失)」がマイナスになっていなければ…
会社のトータルは黒字ですよ。
という事です。
24年度に関しては、600万円の当期純損失(赤字)。
J1リーグ・天皇杯を優勝しても赤字…。
後で述べますが、楽天グループから「特別利益」を注入しての赤字でした。
当期純損失600万円の内訳になる「損益計算書」
「貸借対照表」で示していた400万円の当期純損失の内訳は?
を辿れるのが「損益計算書」です。
注目したい項目は「営業収入」です。
「営業収入」は「売上高」の同意語です。
神戸は「80億6000万円」と前年より10億3000万円を上積みすることができました。
クラブの売上規模は順調に伸びていると言えます。
次に注目すべきは「経常利益」…
1億2900万円のマイナス。
これが本当の赤字金額です。
この赤字のままだとクラブ経営の収支が厳しいので、親会社の出番。
楽天グループから「特別利益」を2億円注入してもらって、税金を支払ったら600万円の赤字。
神戸のファンは楽天グループに感謝しなければ…。
80億6700万円の「営業収入」内訳
将来的に神戸がクラブ独自で黒字化するには、手は2つ。
経費を縮小して利益率を上げるか…
売上高を上げて収益を出すか…。
強いチームを維持するには後者しか手がありません。
なので、今後上げていくべき今期の売上高(営業収入)の内訳を診ていきましょう!
サッカークラブの売上における3本柱
・スポンサー収入
・入場料収入
・物販関連収入(グッズ販売)
前年差を診ていると
「スポンサー収入」はプラス
「入場料収入」はマイナス
「物販関連収入」はプラス。
スポンサー収入は25年度から「みずほ銀行」「みずほ証券」がトップスポンサーになってくれたので、今後増収が見込めるし…
物販はもうすぐ10億円は素晴らしい。
22年度に物販収入を10億円に乗せないと厳しいと指摘していましたが、2年でもう手が届く金額まできました。
問題は前年マイナスの入場料収入。
実際に24年度は前年比がマイナスに…。
一番伸びていた「その他収入」は、優勝賞金だと思われます。
つまり、24年度と同じくらいの成績を修め続けないと80億円の売上高を維持できないということです。
「U21リーグ」の興行がポイントになってくる「入場料収入」
前年マイナスで問題だと思われる「入場料収入」13億900万円。
その内訳が下記の表です。
前年マイナスだった原因は「ルヴァンカップの大会方法変更」です。
これまではJ1クラブでグループリーグをしていたので、主催試合が必ず3試合ありました。
しかし、24年からJ3クラブから参加で勝ち抜き制に変更しました。
そのために、神戸は早期敗退した為に主催試合が「0」になってしまいました。
リーグ戦でも入場料収入は頭打ち…。
ノエビアスタジアムの収容人数が「30132人」。
でも、最大まで入場させることはできなくて…
Jリーグクラブライセンスの入場可能数は「28996人」。
で、24年度平均入場者数は「21811人」。
収容率が「75.2%」。
客観的にみて、この状況で前年マイナスという事は頭打ちになっている事がわかります。
しかし、「客単価」を上げるのは客数を減らす要因になり、ファンを減らす可能性がでてきます。
お客さんにスタジアムに来てもらってこその興行なので…。
それ以外の手として
・神戸主催の試合数を増やす
「神戸主催ホームゲームの増加」で注目したいのが、26年から創設される「U21リーグ」の存在です。
Jリーグは本日開催した理事会において、ポストユース(19歳~21歳)および周辺年代の選手育成・強化を目的に、21歳以下の選手を主な対象とする大会「U-21 Jリーグ」(仮称)の創設を決定しました。「U-21 Jリーグ」は2026/27シーズンに開始し、東西2リーグ制で計11クラブが参加予定です。
■「U-21 Jリーグ」創設の目的・背景
日本サッカーにおいて、18歳まではJユースや高校サッカーを通して継続的な出場機会が確保できている中、19歳以降(高校卒業以降)は大学サッカー等に進むか、プロリーグに進むかの限られた選択肢の中で適正なプレー環境を確保する難しさがあります。プロ選手としての可能性を高めるのに重要な期間である19歳から21歳の選手に対して、「年間を通して90分フル出場できる機会」、「試合→休息→トレーニング→試合のサイクル」、「観られている状況での真剣勝負」といった適正なプレー環境を確保し、日本サッカー全体の可能性を最大化するために、今回「U-21 Jリーグ」の創設を決定しました。
U21リーグは若手選手に試合の場を提供すると言う意図で創設されるのですが…
興行として成立できれば、「入場料収入」を上積みできる要因となります。
クラブ所属の若手選手が見たいファンは多いはずだし、今のヴィッセルファンの数からしても興行としてのベースはできている。
サテライトリーグの時のように「いぶきの森グランド」でテストマッチみたいな開催方法じゃなく、ちゃんと興行として扱ってほしい。
例えば、
U21リーグを神戸ユニバーで開催し、高校生以下を中心に無料チケットを配布する。
その事で新しいファンやファミリー層を開拓する。
トップチームには無料チケット配布をやめて、客単価を上げる。
そのような施策ができるのではないでしょうか?
売上高を上げるためには、結構重要な事だと思っています。
イニエスタ経費から脱却した「営業費用」
強いチームを作ると「選手の年俸」が高くなる。
神戸が直面していた問題が「営業費用の高額化」。
近年苦しめられた「イニエスタ選手の年俸」がなくなり、「チーム人件費」に28億円に…。
なんと約10億円が削減されました。
「クラブ財政の健全化」への一歩を進み始めた24年度営業費用の数字と言えそうです。
「ヴィッセル神戸」は「楽天グループ」のおかげで安泰である
2024年度「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の財務諸表は如何でしたでしょうか?
J1リーグ・天皇杯優勝したとしても、経営的には引き続き「赤字」。
そのなかで「ヴィッセル神戸」を財政的に支えてくれているのが「楽天グループ」。
逆説的に言ってしまうと…
「楽天グループ」がコケると「ヴィッセル神戸」も一気に経営がヤバくなります。
昨年と同じ締めくくり方をしますが…
佐々木選手が「楽天モバイル」のゴールパフォーマンスをしていましたが、神戸ファンはマジで「楽天モバイル」への乗り換えを検討してみてください。
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