優柔不断な父親の成長過程日記

日常の気になった事をブログに書いています。気になる事を書いていたら、自然と「ヴィッセル神戸」が中心になってきています…。当初、目指していたのは「子育てパパお役立ちブログ」です。今後も、「サッカー」を中心に「子育て」「便利アイテム」などを書いていきたいと思っています。

【2023年度業績】「ヴィッセル神戸」の損益計算書と貸借対照表を調べてみた

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こんにちは、おふと申します。

 

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 「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。

 

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サッカークラブ「ヴィッセル神戸」を運営している「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の2023年度損益計算書・貸借対照表が公開されていたので、どんな感じなのか調べてみました。

 

昨年度、「ヴィッセル神戸」はJ1リーグを制覇しました。

つまり、経営的に入場者数やグッズ販売などが最高の状態であったはず!

 

どれだけ儲けていたのか?

調べる前から楽しみです!!

 

 

 

 

【アフェリエイト】

 

「経常利益」はマイナス…楽天グループから14億円の支援でなんとか黒字の2023年度

2023年度「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の損益計算書・貸借対照表が今年も公開されていました。

昨年度はJ1リーグを優勝し、チームとしては100点満点の結果。

優勝を機に、クラブ運営もがっちりと儲けているはずだと楽しみにしていたのですが…

サッカークラブの経営はそんなに旨味のあるものではないようでした。

 

そんな厳しい現実を一緒に診ていきましょう。

 

クラブの価値を示す「貸借対照表」

まずは、「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の価値を示す貸借対照表から見ていきましょう。

 

簡単な見方としては

「資産の部」−「負債の部」=「純利益(純損失)」

 

つまり、「純利益(純損失)」がマイナスになっていなければ…

会社のトータルは黒字ですよ。

という事です。

 

これがマイナスだとクラブが「債務超過」という状態にあるという事です。

 

 

23年度に関しては、3100万円の当期純利益(黒字)。

J1リーグを優勝してもこれくらいなんですね…。

 

なにはともあれ、毎年のトータルになる「利益余剰金」も積み上げることができています。

 

当期純利益3100万円の内訳になる「損益計算書」

「貸借対照表」で示していた3100万円の当期純利益はどうやって稼いできたのか?

を辿れるのが「損益計算書」です。

 

注目したい項目は「営業収入」です。

この数字が「100億円」を超えるビッグクラブをつくるのが、Jリーグの短期的な目標です。

23年度は「浦和レッズ」だけが達成しています。

 

 

23年度、神戸の「営業収入」は「70億3700万円」でした。

J1リーグで3位の数字。

優勝した年やし、なかなかやるやんと言いたいところですが…

「営業費用」に注目すると、ヤバい結果になります。

なんと、「82億6300万円」の営業費用が計上されているのです。

 

つまり、純粋な営業活動は「12億2600万円」の赤字!

「82億6300万円」を使って、「70億3700万円」の売上をつくったと言うことですね。

営利企業であれば、倒産してもおかしくない経営です。

 

だが…

しかし、ヴィッセル神戸のバックには「楽天グループ」が控えていて……

 

毎年恒例になってきている「特別利益(お小遣い)」が、今年も14億円投入されているのです!!

 

「楽天グループ」からお小遣いをもらったおかげで、最終的に「3100万円」の黒字を達成することができました。

 

………J1リーグ優勝しても、本当は「赤字」でした。

ヤバいな、ヴィッセル神戸。

 

70億3700万円の「営業収入」内訳

まずは、売上高(営業収入)の内訳を診ていきましょう!

 

サッカークラブの売上における3本柱

・スポンサー収入

・入場料収入

・物販関連収入(グッズ販売)

 

優勝したと言うことは、これが最大値まで跳ね上がっているはず!

その数字がこちらです。

 

 

前年差を診ていると「入場料収入」「物販関連収入」が大幅にアップしているのがわかります。

これこそが「優勝効果」。

 

それでも、経常利益は赤字であるという現実。
サッカークラブ経営の厳しさよ。

 

上記の「営業収入」をグラフにすると

 

 

単純に「優勝効果」で伸びた「入場料収入」と「物販関連収入」を更に伸ばす必要があることに気づきます。

「物販関連収入」を10億円台に乗せたいし、「入場料収入」も…

ところが、「入場料収入」は頭打ちと言える状態なのです。

 

頭打ちになってきた「入場料収入」

「入場料収入」13億2000万円。

その内訳が下記の表です。

 

 

ノエビアスタジアムの収容人数が「30132人」。

でも、最大まで入場させることはできなくて…

Jリーグクラブライセンスの入場可能数は「28996人」。

 

で、23年度平均入場者数は「22553人」。

収容率が「77.7%」。

客観的にみて、そろそろ頭打ちになっている事がわかります。

 

これを考慮すると「14億円」がアッパーかな?

 

もし、今後に入場料収入を上げようと思うと

・試合数を増やす(親善試合など)

・客単価を上げる(チケット代値上げ)

・国立開催を増やす(試合会場の大型化)

 

選手やサポーター・ファンに負担をかける選択肢しかないんだよね。

 

赤字の原因になっている「営業費用」

強いチームを作ると「選手の年俸」が高くなる。

 

神戸が直面している問題が「営業費用の高額化」なのです。

23年度は「イニエスタ選手の年俸」が半年分入っているので、来年度以降がどうなるかはわかりませんが、「チーム人件費」に38億円かかっています。

 

「チーム人件費」が、純粋なクラブ経営的に「赤字」になっている原因。

 

 

 

グラフにして診てみると

 

 

「販売費および一般管理費」も18億円とかなりかかっています。

これは具体的になになんだろう?

 

他に注目すると「アカデミー」。

地味に費用が収入を上回っていて、赤字なんだよね。

これを良しとするかは意見が分かれるところだろうけど…

黒字にしないといけないじゃないかな?

 

「ヴィッセル神戸」は「楽天グループ」のおかげで安泰である

2023年度「楽天ヴィッセル神戸株式会社」の財務諸表は如何でしたでしょうか?

J1リーグ優勝したとしても、経営的には「赤字」であるという事実に僕は慄きました。

 

円安や選手の海外移籍などの外部要因はありますが…

もし「ヴィッセル神戸」を援助なく今の規模で経営していくためには、毎年ACLで優勝しないと無理なんじゃないの?と思ってしまいます。

 

つまり、財務諸表を診ると「楽天グループ」の援助なしでは「ヴィッセル神戸」は成り立たないという事が毎年わかってしまうのです。。

 

逆説的に言ってしまうと…

「楽天グループ」がコケると「ヴィッセル神戸」も一気に経営がヤバくなります。

佐々木選手が「楽天モバイル」のゴールパフォーマンスをしていましたが、神戸ファンはマジで「楽天モバイル」への乗り換えを検討してみてください。

 

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