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こんにちは、おふと申します。
ここ数年、サッカー熱が沸騰している地域が「中四国地方」。
昨年、新スタジアム効果で中四国地方だけではなく、J1リーグの強豪として立場を不動にした「サンフレッチェ広島」。
今年、J1リーグで桃太郎旋風を吹かせ、スタジアムが毎試合満員御礼で順風満帆な「ファジアーノ岡山」。
元日本代表監督・岡田武史氏がオーナーとして辣腕をふるい、四国唯一のサッカー専用スタジアムの増築を決めた「FC今治」。
J3参入でクラブ基盤を固める時期に入った「高知ユナイテッド」。
瀬戸内海を挟んで、これらの個性的なクラブが群雄割拠しているなかで、今回取り上げたいのは「愛媛FC」の新サッカースタジアム構想です。
この愛媛サッカースタジアム構想はクラブの切実な想いから成り立っています。
「愛媛FC」は、なぜ新サッカースタジアムを欲しているのか?
それはクラブの将来が厳しい状況にあるからです。
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【伊予決戦】「今治FC」と比較されて、将来的に苦しい「愛媛FC」の希望の一手
「愛媛FC」の現状がとても厳しい。
特に商圏的に厳しくなっています。
なぜ、商圏的に厳しい状況になってしまったのか?
それは比較対象になる「中四国地方のライバルクラブたちの躍進」が原因です。
「愛媛FC」の商圏に被るのが
もともと、「中四国地方」で別格だったのにサッカー専用スタジアムで国内屈指の強豪となった「サンフレッチェ広島」。
お隣の今治市を本拠地にして、サッカー専用スタジアムを持ち、辣腕オーナーが率いる後発の「FC今治」のJ2昇格…。
つまり、「愛媛FC」は…
先行クラブには差を開けられ、後発クラブには差を詰められてきている状況なのです。
このふたつのクラブとのハード的にわかりやすい差…
これが「サッカー専用スタジアム」。
陸上競技場を本拠地としている以上。ライバルクラブたちと観戦体験で大きく劣っているのは明確な弱点です。
愛媛FCが松山市に新サッカースタジアム構想を練るのも当然な帰結と言えるのです。
J3優勝で「愛媛FC」が見えた限界
「愛媛FC」のホームスタジアムは「ニンジニアスタジアム」。
郊外型の収容人数21,419人の陸上競技場。
松山市内から車で約25分…典型的な「国体仕様スタジアム」と言っていいでしょう。
Jクラブにとっては標準的なスタジアムではあるのですが
「愛媛FC」にとっては、このスタジアムが経営的にハンディになっています。
なぜなら、愛媛のサッカーファンはもう「サッカー専用スタジアム」の魅力を知ってしまったから…。
観客動員数が示すデーターが、愛媛FCの厳しい状況を教えてくれています。
AIに愛媛FCの観客動員数が伸びない理由を尋ねてみました。
愛媛FCの観客数が増えない理由をより詳しく見ていきましょう。
1. チーム成績と観客数の推移:
- 2019年、2020年とJ2で低迷した時期は、観客数も伸び悩んでいます。特に2020年は新型コロナウイルス感染症の影響が大きかったとはいえ、成績不振も影響したと考えられます。
- 2022年にJ3へ降格しましたが、平均観客数はJ2時代と比較して大幅な減少は見られませんでした。これは、J3という新たな舞台への期待感や、地域密着への取り組みなどが影響した可能性があります。
- 2023年にJ3で優勝しJ2へ昇格すると、2024年には過去最高の平均観客数4,721人を記録しました。この数字は、チームの好成績が観客動員に大きく影響することを示しています。
2. 地域性・競合クラブの存在:
- FC今治の台頭: 同じ愛媛県を本拠地とするFC今治は、近年観客数を大きく伸ばしています。2023シーズンのJ3での平均観客数は3,711人であり、愛媛FCの3,674人とほぼ同水準でした。2024シーズンはJ2で6,000人を超える平均観客数を記録しており、愛媛FCの観客を奪っている可能性は否定できません。特に、FC今治は元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーであることや、積極的な地域活動などが注目を集めています。
- プロスポーツチームの存在: 愛媛県には、野球の愛媛マンダリンパイレーツ、バスケットボールの愛媛オレンジバイキングスといった他のプロスポーツチームも存在し、県民のエンターテイメントの選択肢を増やしています。
3. マーケティング戦略:
- 過去には、熱心なサポーター層の拡大が課題とされていました。
- 近年は、デジタルマーケティングの強化や、地域に根ざした活動(「1市町1選手応援事業」など)を展開していますが、これらの施策が観客数増加にどの程度貢献しているのか、継続的な分析が必要です。
- 2024シーズンに過去最高の平均観客数を記録した要因としては、チームの好成績に加え、積極的な広報活動や魅力的なイベントの開催などが考えられますが、詳細な分析は今後の課題です。
4. スタジアムへのアクセス:
- 具体的なデータはありませんが、スタジアムの立地や公共交通機関の利便性などが、観客動員に影響を与える可能性は一般的に指摘されています。
5. 観戦体験の魅力:
- スタジアムの雰囲気、飲食の充実度、イベントの魅力などは、リピーターの獲得や新規ファンの開拓に重要な要素です。愛媛FCがこれらの要素をどのように向上させているか、具体的な情報が必要です。
まとめ:
愛媛FCの観客数は、チームの成績に大きく左右される傾向があります。2024シーズンに過去最高の平均観客数を記録したことは、好成績が観客動員に直結することを示しています。しかし、FC今治という強力な競合クラブの存在や、地域におけるエンターテイメントの選択肢の多さなど、観客数増加には依然として課題も存在します。
今後、愛媛FCが持続的に観客数を増やしていくためには、
- チームのさらなる強化と安定した成績の維持
- FC今治との差別化を図り、独自の魅力を打ち出すマーケティング戦略の展開
- 地域住民との連携をさらに深め、クラブへの愛着を育む活動
- スタジアムへのアクセス向上や観戦体験の質の向上
などが重要になると考えられます。具体的なデータに基づいた分析と、これらの課題への継続的な取り組みが、今後の観客数増加の鍵となるでしょう。
状況として厳しいのは、J3優勝した後で「4721人」。
つまり、約2万人が収容できるスタジアムで
優勝後に1000人ほどしか観客動員数が伸びなかったのです。
優勝のボーナスステージ…
愛媛FCの現状の限界がこの数字だと推測できます。
ちなみに、FC今治の観客動員数は
里山スタジアムの収容人数が5316人。
数字的に今治FCが背後に迫ってきている事がわかります。
クラブが過去の経営的な判断を間違えた結果が現在につながる…
愛媛FCの現状…それは過去の経営的な判断を間違えた結果と言えます。
その経営的判断とは
「中村知事から提案された今治新都心への移転」です。
その経緯をAIにまとめてもらいました。
2013年の中村知事による愛媛FCへの今治新都市移転構想は、県全体のスポーツ振興と地域活性化という大きな目的のもとで持ち上がりましたが、具体的な検討が進むにつれて、愛媛FC側の事情や財政的な課題、そして地域間のバランスといった複雑な要素が絡み合い、最終的に実現には至りませんでした。
1. 中村知事の構想と背景:
- 県全体のスポーツ振興: 中村知事は、愛媛県全体のスポーツレベル向上と、県民のスポーツへの関心を高めることを目指していました。その中で、県内にJリーグクラブである愛媛FCが、より充実した環境で活動できることが重要だと考えていました。
- 今治新都市の活性化: 当時、今治新都市の開発は進められていましたが、さらなる活性化策が求められていました。大規模なサッカースタジアムを核としたスポーツパークを建設することで、新たな人の流れを生み出し、地域経済の活性化に繋げたいという狙いがありました。
- 国体開催への意識: 愛媛県での国体開催を見据え、県内に一定水準以上のスポーツ施設を整備する必要性も認識していました。
2. 愛媛FC側の反応と懸念:
- ホームタウン意識の強さ: 前述の通り、愛媛FCは松山市を中心とした県全域をホームタウンとしており、地域に根ざした活動を重視していました。本拠地を今治市に移転することは、長年培ってきたサポーターとの繋がりや、松山市をはじめとする支援体制を大きく変える可能性があり、クラブ内部には強い抵抗感があったと考えられます。
- サポーターの反発: 松山を中心としたサポーターは、ホームスタジアムの移転に強く反対することが予想されました。サポーターはクラブの重要な構成要素であり、その意向を無視することはクラブ運営にとって大きなリスクとなります。
- 財政的な負担: 新スタジアムの建設には巨額の費用がかかり、その後の維持費も大きな負担となります。県からの支援があったとしても、クラブの経営状況を考えると、長期的な財政負担への懸念は拭えなかったでしょう。
- Jリーグの意向: Jリーグは、安易なホームタウンの変更には慎重な姿勢を示しています。地域密着型のクラブ運営を推奨しており、明確なメリットがない移転は認められない可能性もありました。
3. 今治市側の状況:
- 財政的な制約: 今治市も、大規模なスタジアム建設に対して、財政的な制約があったと考えられます。県からの支援があったとしても、市の予算を大きく投入することへの慎重な意見もあったでしょう。
- FC今治の存在: 当時、FC今治はJリーグ昇格を目指して活動しており、将来的には自前のスタジアムを持つ構想があったと思われます。愛媛FCが今治に移転することで、地域におけるサッカークラブの棲み分けや協力体制に影響が出る可能性も考慮されたかもしれません。
4. 構想の頓挫とその後:
- 中村知事の提案後、県や関係自治体、愛媛FCの間で協議が行われたと考えられますが、上記の様々な要因が壁となり、具体的な計画に進むことはありませんでした。
- 2013年5月に今治市長が構想断念を表明したことで、この移転計画は正式に立ち消えとなりました。
- その後、今治市は、より現実的な規模のスポーツ施設整備へと方針転換し、FC今治が主体となって「今治里山スタジアム」を建設する道が開かれました。
このように、2013年の愛媛FC今治新都市移転構想は、理想的なビジョンはあったものの、クラブの歴史やサポーターの感情、財政的な課題、そして地域間のバランスといった多くの現実的な問題を乗り越えることができず、実現には至らなかったと言えるでしょう。結果として、愛媛FCは引き続き松山を拠点とし、FC今治は自前のスタジアムを建設するという、現在の形に至っています。
愛媛FCが中村知事から打診されていた土地は、現在の「夢サービスありがとうスタジアム」。
つまり、「今治FC」の現在の本拠地となります。
もし、愛媛FCが今治移転を決めていたら…。
現在のような厳しい状況は避けられたかもしれません。
松山市内にスタジアム建設を構想する夢語り
「愛媛新サッカースタジアム構想」は非常にハードルの高い構想です。
なぜなら、松山市内の「街なかスタジアム」を目指しているからです。
今治移転で断った理由のひとつである「松山市を中心とした」が厳しい状況に拍車をかけているように感じます。
「愛媛FC」があえて「松山」を名乗らなかったのは、愛媛県全域をホームと考えているはずだったのに…。
愛媛県には「東予」「中予」「南予」があり、ライバルの今治FCが東予で活発な状況で愛媛FCは経営的な戦略を見直しは必須だし、スピード感も重要じゃないかな?
松山市に固執してもコアなファンは5000人。
松山市内にスタジアムを建設するとして、
いつまでにスタジアムは完成するのか?
どこまでファンを増やせるのか?
ここで固執すべきは「ファンの新規獲得」。
サッカースタジアム観戦体験でニンジアスタジアムが厳しいなら、新スタジアム構想に一定の目処がつくまで、「里山スタジアム」でホームゲームを行うのはどうだろうか?
今治FCも里山スタジアムの観客数増設を計画しているし、少しでもスタジアム収入を上げる必要を感じているはず。
これが愛媛FCにとって、一番の良案であると思うのです。
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