優柔不断な父親の成長過程日記

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【2024年度財務諸表】「京都サンガ」の損益計算書と貸借対照表を調べてみた

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こんにちは、おふと申します。

 

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 「Jリーグ」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にリーグの魅力を綴っていきます。

 

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今回は、西の古豪「京都サンガ」の財務諸表を取り上げたいと思います。

 

京都サンガを取り上げる理由は「新スタジアム効果」を享受した後のクラブがどのような業績を辿るのか?

今後のスタジアム計画を画策しているクラブにとっては、京都はモデルケースのひとつとして、興味深い事例になると思います。

 

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新スタジアム効果が落ち着き、次の飛躍へと進む「京都サンガ」

前提として、新スタジアム効果がサッカークラブの財政にどう影響するのか?

という視線で今回は財務諸表を診ていこうと思います。

 

なので、まずは新スタジアム効果が、京都サンガの財政にどう影響したか?

AIに尋ねました。

 

京都サンガF.C.が新スタジアム「サンガスタジアム by KYOCERA」をホームスタジアムとしたことで、その財政には大きな変化が見られます。具体的な数字を交えて説明します。

 

新スタジアム建設前の状況

入場者数: 新スタジアム完成前、特にJ2降格後の数年間(2012年~2016年)は、1試合平均7,175人でした。

入場料収入の試算: 京都スタジアム(仮称)の建設が議論されていた段階では、J1トップレベルの平均入場料を参考に1人2,500円、9,000人×年間22試合で年間4億9,500万円の売上を試算していましたが、当時の京都サンガの入場料平均は1人1,509円(2011年~2015年平均)、2015年には1,227円でした。

新スタジアム効果による財政の変化(経済波及効果)
サンガスタジアム by KYOCERAは2020年2月に完成し、京都サンガのホームスタジアムとなりました。これにより、観客動員数やそれに伴う経済効果が大きく向上しています。

 

観客動員数の増加:

2019年(当時J2、スタジアム完成前年)のリーグ戦平均入場者数:7,850名
2023年(J1昇格後)のリーグ戦平均入場者数:13,229名 新スタジアムへの移転とJ1昇格が相まって、観客動員数は大幅に増加しました。

経済波及効果の増大:
「経済効果.NET」の算出によると、京都サンガF.C.の活動による経済波及効果は以下の通りです。

2022年シーズン: 183億6,400万円
2023年シーズン: 151億8,400万円(観客22万4,800人)

このうち、京都府内への経済効果は69億1,300万円と推計されています。
京都府への税収効果は4億9,000万円とされており、これはスタジアムでのチケットやグッズ購入などにかかる消費税が大きいと考えられます。

スタジアム運営収支:

スタジアム運営にかかる経費は年間1億円~1億6,000万円程度と想定されており、そのうち約75%を指定管理料として地方公共団体が支出することで、京都府の財政負担が軽減されるとされています。

寄付金:

スタジアム建設の財源として、当初20億円の寄付を見込んでいましたが、実際には1億5,000万円にとどまり、不足分の17億4,700万円は府債で賄われました。これは、財政面での課題として挙げられる点です。

 

まとめ
京都サンガF.C.の新スタジアム効果は、主に以下の点で財政に良い影響を与えています。

観客動員数の大幅な増加: これにより、チケット収入やグッズ販売収入の増加が見込まれます。

地域経済への大きな波及効果: スタジアム来場者による飲食費や交通費、宿泊費などの消費が地域経済を活性化させ、京都府への税収にも貢献しています。
一方で、スタジアム建設における寄付金目標の未達など、初期投資の回収については課題も残されていることがうかがえます。しかし、スタジアムが単なるスポーツ施設に留まらず、地域活性化の拠点として多角的に活用されることで、今後さらなる経済効果が期待されます。

 

新スタジアム効果とJ1昇格効果を合わせて、

クラブの売上高は

・2019年 20億9000万円

・2023年 33億9300万円

約13億円の増加は素晴らしい。

しかしながら、J1の平均売上高が52億100万円なので…

J1で上位クラブを目指すうえで、ここからのもうひと伸びが必要と思えます。

 

ファン数を示す平均観客動員数が

・2019年 7850人

・2023年 13299人

とほぼ倍増しています。

(コロナ期間を配慮して、AIは19年と23年の比較したと思われる)

 

サンガスタジアムの収容人数は21600人なので…

23年は約61%の収容率。

スタジアムの収容率を考慮すると、まだスタジアムには余裕があると言えます。

 

まとめると

京都サンガにおける新スタジアム効果は、「観客が倍増」したが…スタジアムの収容率はまだ約40%の余裕がある。

 

この23年までの新スタジアム効果を踏まえて、24年度の財務諸表を診ていきましょう。

 

クラブの価値を示す「貸借対照表」

まずは、「京都サンガ」の価値を示す貸借対照表から見ていきましょう。

 

簡単な見方としては

「資産の部」−「負債の部」=「純利益(純損失)」

 

つまり、「純利益(純損失)」がプラスなら…

会社のトータルは黒字ですよ。

という事です。

 

 

24年度に関しては、9500万円の当期純利益(黒字)。

手堅いクラブ経営で利益を積み上げている状況。

 

京都は数年後にクラブハウス移転と言う大きな投資をする予定があるので、現在はその投資金を積み上げているのだと予想します。

 

www.kyoto-np.co.jp

 

サッカーJ1京都サンガFCを運営する「京都パープルサンガ」は18日、京都府城陽市内の練習場やクラブハウスを、ホームスタジアムのサンガスタジアム京セラがある亀岡市内に移転する意向を明らかにした。

 

城南市から亀岡市に移転することで、より効率的なクラブ運営をしていきたい意向なのでしょうね。

 

当期純利益9500万円の内訳になる「損益計算書」

「貸借対照表」で示していた9500万円の当期純利益の内訳は?

を辿れるのが「損益計算書」です。

 

 

注目したい項目は「営業収入」。

「営業収入」は「売上高」の同意語です。

 

京都は「37億2000万円」と前年より3億2700万円と約1割を上積みできたことになります。

 

J1リーグ平均売上高が「60億5100万円」。

前年よりも8億5000万円を上積みしたので…

クラブ規模はJ1リーグ平均の約60%。

 

チームはそろそろタイトル争いに顔出し始めたので…

そのチーム力を維持するうえでも、クラブ規模のそれに匹敵する状況が求められます。

 

クラブ売上高をJ1平均の60億に早く乗せるのが、ここ数年間の京都サンガにとっての目標と言えます。

 

37億2000万円の「営業収入」内訳

サッカークラブの売上における3本柱

・スポンサー収入

・入場料収入

・物販関連収入(グッズ販売)

 

 

前年差を診ていると

「スポンサー収入」は、約1.5億円プラス

「入場料収入」は、1300万円プラス

「物販関連収入」は、1500万円プラス。

 

この数字から読み取れるのは…

「新スタジアム効果」の特需は落ち着いてしまったと言うことです。

 

なぜなら、売上高が3本柱の3つともに伸び幅が縮小。

特にファン数とファンの熱量がわかりやすい入場料収入は微増。

 

その入場料収入の内訳は…

 

 

年間総観客数は14264人増えたが…客単価は86円ダウンした。

 

ここから気にしたいのは「高価格チケットの売上」。

 

J1リーグに定着すると

低価格のゴール裏はあまり気にしなくても「コアファン層」で埋まるのですが…

高価格のメインスタンドやバックスタンドはなかなか埋まらない。

 

家族層・ニワカ層などのメインスタンドとバックスタンド中心にチケットを選ぶ層へのアプローチ。

安全なスタジアムの雰囲気や女性客や子どもへのホスピタリティなどが重要になってきます。

 

この客層の上積みを目指す為には、

京都府北部・滋賀県の独自商圏をより開拓するのが第1の目標になると推測します。

 

ガンバ大阪のにわかファンをどう京都ファンに取り込むのか?

第2目標としては、激戦区への進出。

つまり、京都府南部と大阪府北部へのアプローチ。

 

関西圏で新規客を求める最適解は…

スタジアム観戦をしていない地元サッカーファンの取り込み。

 

その狙い目となるのが、オリジナル10である「ガンバ大阪」のにわかファン。

関西のファン獲得において、このクラブは少し厄介で…

スタジアム観戦をしない関西在住ガンバファンは結構多いのです。

 

なぜなら、J開幕当初はガンバしかなかったと言うのが理由だと思います。

 

だからこそ、このファン層は潜在的な京都ファンだと考えるのです。

京都の都市圏に在住しているガンバファンを京都に取り込むのが、サンガの動員観客数につながる。

 

ガンバとは違う京都の魅力発信が必要となるのですが…

クラブの違いを出すのが難しいので、京都独自のアピールポイントが必要になります。

ここも課題ということでしょうか?

 

チーム人件費をどれだけかけるのか?「営業費用」

強いチームを作ると「選手の年俸」が高くなる。

 

 

京都は逆に人件費を下げていたのか…。

エリアス選手をレンタルだったとは言え、獲得していたのに下げていた事にびっくり!

 

個人的な感覚だけど、京都はそろそろタイトル獲得に近づいていると思っている。チョウ・キジェ監督が資金が出せるクラブを指揮させれば、そりゃタイトルに近づくだろう。

 

ただ、心配なのは…

京都は天皇杯を獲ったチームを造っても、そのチームを維持できなかったという実績がある点。

来年、現在のチームを維持しているのだろうか?

 

クラブハウス移転という投資をする予定であるとは思いますが、チーム人件費もしっかりと確保してもらいたいものです。

 

新スタジアム効果が落ち着いてしまうとクラブ経営の伸びしろが課題に…

新スタジアム効果が落ち着いた京都において、売上高20億円を上積みを期待するのは至難の業。

 

24年度の京都サンガ業績を財務諸表で診てみると、

クラブ経営の伸びしろ探しが難しいと感じます。

 

まとめると、クラブ経営的にカンフル剤がなくなってしまうのです。

特に京都は新スタジアム効果が落ち着いた状況でクラブ規模がJ1中堅である事は、将来を見据えて焦りを感じる部分になります。

 

京都は次を見据えて、クラブ経営計画を進めているように感じます。

次なる大きな投資になる「クラブハウス移転」で京都サンガの財政はどのように発展するのか?

 

今後10年間は「新スタジアム効果を享受したクラブ」として、大きな注目を受ける事でしょう。

 

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