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こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
今回は2021年シーズン開幕戦「ガンバ大阪」とのゲームについてです。
この試合は、「ヤベエほど強いガンバ大阪」にどのようにチャレンジしていくのか?
イニエスタ選手のいない間、どのようなサッカーで乗り越えていくのか?
僕はそんな志の低い価値観でDAZN観戦をしていました。
でも、三浦監督が開幕で魅せたチームは「今後の神戸にとって指針となるチーム」かもしれないような気が僕はしてきました。
(Jリーグは「選手名鑑」を片手に観戦すると3倍面白く感じるはずです!)
ガンバ大阪ファンが思った「自己満ボール回し」こそ、「ヴィッセルズウェイ」の神髄
2021年の開幕戦「ガンバ大阪」、見事に勝利しました!
(ヴィッセル神戸ホームページより引用)
開幕戦で、黄金期が到来しそうなメンバーを揃えた「ガンバ大阪」に1-0。
神戸としては望んだすべてを手に入れた感じです。
価値ある「勝ち点3」を手に入れたのと同時に…この開幕戦を見て、リージョ元監督の時に夢見た「神戸のサッカー」を垣間見た気になりました。
【DAZNハイライト】ヴィッセル神戸vs.ガンバ大阪|2021明治安田生命J1リーグ 第1節(ヴィッセル神戸YouTubeチャンネルより引用)
「変則4-4-2」によるガンバ封じ
三浦監督が用いたガンバ戦への対策は「変則4-4-2」。
前半はこの策が嵌り、かなり有利にゲームを進める事ができました。
- 左SBの酒井選手を一列上げて、相手の右サイドを圧迫
- 左ウイングの井上選手をトップ下からボランチの位置まで移動範囲を広げることで、相手のMF3枚をかく乱させる
- 郷家戦手で相手のアンカーにハイプレス
つまり、「3-5-2」に近い「4-4-2」のフォーメーションでした。
キャンプ以降の神戸に対するデータがないので、ガンバをかなり面食らったのではないでしょうか?
その証拠として、時間帯のボールポゼッション率。
00-15分 神戸71.7% G大阪28.3%
16-30分 神戸67.5% G大阪32.5%
31-45分 神戸46.8% G大阪53.2%
45-60分 神戸55.2% G大阪44.8%
60-75分 神戸58.4% G大阪41.6%
75-90分 神戸51.4% G大阪48.6%
トータル 神戸58.2% G大阪41.8%
(フットボールラボホームページより引用)
今年のテーマとして、「攻撃力アップ」をしてポゼッションサッカーを目指していたガンバ大阪にとっては嫌な開幕戦の前半になったことでしょう。
ガンバの攻撃を慌てずに受け流した神戸守備陣の成長
後半になると、高い位置をとっている左SB酒井選手の裏を起点にしてガンバは波状攻撃を仕掛けてきました。
嫌な時間帯にチーム全体で体を張って、GK前川選手のビックセーブでなんとか失点せずに乗り切ることができましたが…
ここで失点していたら、いつもの神戸だったと思います。
前川選手と守備陣の成長は神戸の財産になっています。
この守備が貴重な勝ち点3をもたらせてくれる事になります。
この後、古橋選手が待望の先制点を獲ってくれるのです。
この試合、神戸にとって去年とまるで違っていたのが「フィフティフィフティのボール」をほとんど奪取できていた事。
「プレー強度」が足りないのか?
「正しいポゼッション」がとれていないのか?
神戸の弱点は「フィフティフィフティのボール」を相手に獲られていることが多かったのですが…
その弱点を補っていた事も大きな成長だったのではないでしょうか?
【追記】「milkサッカーアカデミー」がガンバ大阪戦をピックアップ!
僕がおススメしているYouTubeチャンネル「milkサッカーアカデミー」でも、神戸の戦術を特集していました。
僕が考えていたよりも、複雑な戦術をとっていた事がよくわかる解説。
ノーミルク佐藤さんの解説はわかりやすくて、とてもおススメです。
【ヴィッセル神戸|開幕節戦術モックアップ】INSPECTORSが見せ続けたインターセプトの理由(MILKサッカーアカデミーYouTubeチャンネルより引用)
リージョ元監督の時にできなかったサッカーが…
このゲームで感じたのは、2019年開幕の時に僕が見たかったサッカー…
「リージョ元監督によるポゼッションサッカー」とは「三浦監督が開幕戦で魅せたサッカー」ではなかったのか。
リージョ元監督は名将である。
さらに「正しいポゼッション」を言う言葉をよく使っていました。
そのうえでクラブが唱える「バルサ化」。
サッカーは難解なスポーツではなく、簡単なスポーツだ。ボールを奪われなければ失点はしない。
2019年4月にこんなブログ記事を書いていました…。
今思い返すと………
神戸は「ハイプレス」の餌食になり、しょうもない失点を重ね…
リージョ監督はチームを投げ出し、守備力向上の為にDFのパニックバイを起こして………
クラブはとてつもない迷走に陥るよと当時の僕に言ってあげたいくらいですが…。
でも、今思い返しても当時は「リージョ監督によるポゼッションサッカー」を見たかったのです。
「世界最高クラスのクラブを率いたキャプテンによるヴィッセル神戸の改革」に日本サッカーを変えるような浪漫があると思ったから。
ガンバ大阪ファンの友達に言われた「自己満パス回し」にニヤニヤ
2021年開幕戦で観た「三浦監督のチーム」に「リージョ監督のやりたかったサッカー」の香りを感じます。
例えば、開幕戦の後に話したG大阪ファンの友人に
「神戸は怖くないし、面白くもない。自己満パス回しに付き合わされるのは腹が立つ」と言われ、ついニヤニヤしてしまいました。
と言うのも、2019年の僕が書いたブログ記事に
そんな「バルセロナ」のサッカーを簡単に言うと
- いつもボールはうちのチームがもっている
- ボールを対戦相手に渡さなければ、失点しない
- 失点しなければ、ゲームで負けないよ
- ボールを持って、ゲームの主導権を持っているのはうちのチームですよ
です。
そんなバルセロナ式サッカーを目指している「ヴィッセル神戸の戦術」は
「ボールをうちのチームがもっていれば、ゴールを決められることもないので負けません!パスをまわして、ボールをヴィッセル神戸が保持していた状況が続いていたら、うちのペース。そのうち、ゴールもしちゃうよ。」
という、観ている人が非常にわかりやすい超簡単な戦術です。
逆にいうと
「相手がボールを持っている時間が長ければ、ヴィッセル的にはうまくいってない!そのうち、ゴールを決められてしまうかも…。」
とも言えます。
「自己満パス回し」こそ、「ヴィッセルズウェイ」の神髄。
これまでは失点をしてから、負けているスコアでの「ボール回し」に神戸ファンがイライラしていました。
でも、これからは…
攻め急いでボールを失うのがよくない。
0-0なら、相手が焦るほど「ボールを回せばいい」。
相手サポーターが腹が立つくらい、ハイプレスをかわして相手FWのスタミナがなくなるくらい嫌らしく「ボールを回して欲しい」。
それこそが「神戸の目指しているポゼッションサッカー」だと思いたいです。
「ヴィッセルズウェイ」とは、本当は僕が思っている意味ではないのかもしれません。
それでも、2019年の「バルサ化」と言う言葉が懐かしく思える「2021年」の良い開幕戦でした。
ちょっと気になる「古橋選手の涙」…
開幕戦決勝ゴールを決めた「古橋選手の涙」。
古橋選手とポジションが被るマシカ選手の加入。
なんだか…わかりやすい伏線のような気が…。
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