こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
コロナ禍により、経営状況がより厳しくなってきていると言われているサッカークラブ経営。
そのサッカークラブ経営をサポート、もしくは経営事態を行っているのが「筆頭株主」です。
J1クラブの「筆頭株主」を今年も調べてみました。
「FC東京」の筆頭株主に「ミクシィ」が?
今年ももう10月中旬まできました。
Jリーグも終盤戦。
ACL出場権争い・残留争い・昇格争いと面白い展開をみせています。
チームとは裏腹に、Jリーグのクラブ経営陣は来年に向けての体制作りに対する準備が最終仕上げに入ってきています。
クラブの予算案に大きな影響を与える「筆頭株主」
クラブ経営陣が、来年度の為に決めなければならない事。
それが「予算案」です。
「クラブ経営に用意できるお金の額」が「予算案」です。
お金がなければ、サッカークラブは経営できないのです。
さて、この「予算案」を承認する事ができるのが「株主」です。
その株主のなかで最も力を持っているのが「筆頭株主」。
「筆頭株主」こそ、クラブ運営に1番の影響力を持っている存在なのです。
ちなみに、筆頭株主が株式を50%以上保有しているとクラブは子会社の立場に立っているということになります。
例えば、「楽天」と「ヴィッセル神戸」の関係です。
J1各クラブの筆頭株主
- 北海道コンサドーレ札幌 (石屋製菓 42.4%)
- ベガルタ仙台 (宮城県 24.9%)
- 鹿島アントラーズ (メルカリ 61.6%)
- 浦和レッズ (ダイヤモンドF.C.パートナーズ 50.75%)
- 柏レイソル (日立製作所 99.8%)
- FC東京 (東京ガスなど371団体。各団体5%以下の保有率)
- 川崎フロンターレ (富士通 約20%?)
- 横浜Fマリノス (日産自動車 約70%?)
- 横浜FC (株式会社ONODERA GROUP 55.2%)
- 湘南ベルマーレ (メルディアRIZAP湘南スポーツパートナーズ 50%)
- 清水エスパルス (鈴与)
- 名古屋グランパス (トヨタ自動車 50.12%)
- ガンバ大阪 (パナソニック 70%)
- セレッソ大阪 (日本ハム30% セイレイ興産30%)
- ヴィッセル神戸 (楽天 100%)
- 徳島ヴォルティス (大塚製薬など約60社)
- サンフレッチェ広島 (エディオン 46.96%)
- アビスパ福岡 (システムソフト)
- サガン鳥栖 (ベストアメニティホールディングス)
- 大分トリニータ (ティーケービー 20%)
筆頭株主を調べた結果、昨年との違いは「サガン鳥栖」。
多額の赤字を計上した2020年、その責任をとり、竹原前社長は取締役に退きました。
竹原前社長が保有していた株を食品会社「ベストアメニティホールディングス」に譲渡。
そのことにより、「ベストアメニティホールディングス」が筆頭株主になりました。
「アビスパ福岡」の面白い株主関係
今年、J1リーグで旋風を巻き起こしたクラブ「アビスパ福岡」。
「アビスパ福岡」の筆頭株主は「システムソフト」。
発行株式のうち、どのくらいの保有率なのかは公開されていないのでわかりませんが…
筆頭株主である事は間違いないようです。
「アビスパ福岡」で面白いのは、筆頭株主の「システムソフト」の親会社「アパマンショップ」から社長を連れてきている事です。
流れ的に、株式を「アパマンショップ」で固めるのかな?と思っていたら…
まさかの「DMM.com」による資本参加(株式取得)!!
意外に展開でした。
今後、「アパマンショップ」と「DMM.com」がしっかりとした協業体制ができるのかが「アビスパ福岡」の飛躍へのキーワードになりそうです。
「ミクシィ」の経営権取得により、「FC東京」に大きな変化が!?
日本の首都・東京に本拠地を構える「FC東京」。
これまで「FC東京」は株主の保有数を細かく分けて、
たくさんの株主でクラブを支えていく方針でした。
来年はこの方針を180°変更するようです。
IT大手「ミクシィ」(東京・渋谷区)は22日、J1・FC東京を運営する東京フットボールクラブ(同調布市)を子会社化すると発表した。第三者割当増資を11億5000万円で引き受け、これまでの所有株式と合わせて2万4000株を保有。株式発行は来年2月1日の予定で、議決権所有割合は51・3%となり、経営権を取得することになる。
注目すべきは「過半数(50%以上)」と言う事。
これにより、スムーズで大規模な投資ができる事になります。
「FC東京」はこれまで「大型外国人補強の噂」どまりのクラブでした。
実際に獲れたのは「ワンチョベ氏」くらいかな?
噂なら「デルピエロ氏」「チャビ氏」など、世界的スターが名を連ねましたが…。
「ミクシィ」が経営権を取得すれば、首都・東京にふさわしい陣容のクラブになるかもしれません。
J2主要クラブの筆頭株主
- 大宮アルディージャ (NTT東日本)
- ジェフユナイテッド千葉 (JR東日本50% 古河電気工業50%)
- 東京ヴェルディ (ゼビオホールディングス 56%)
- FC町田ゼルビア (サイバーエージェント 80%)
- SC相模原 (望月重良氏)
- アルビレックス新潟 (亀田製菓など170の法人および団体)
- ジュビロ磐田 (ヤマハ)
- 京都サンガ (京セラ 任天堂)
- ギラヴァンツ北九州 (ギラヴァンツ北九州持株会 50%?)
- V・ファーレン長崎 (ジャパネットホールディングス 100%)
- FC琉球 (FDRマーケティング)
J2リーグ所属の主要クラブも調べておきました。
J2はどこが筆頭株主なのかがわからないクラブが多数ありました。
判明したクラブだけを表記しています。
応援しているクラブの筆頭株主がわからない方、
意外といるんじゃないでしょうか?
僕も調べてみて、知らない会社が結構あるんだなぁと思ってしまいました。
J2で注目したいのは「SC相模原」。
元ヴィッセル神戸の「望月重良氏」が筆頭株主で、
横浜ベイスターズの「ディー・エヌ・エー」が19%の株式も所有。
オーナー社長と大企業の関係がどうなるのか?
今後がとても興味深いです。
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