こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
サッカークラブに関する「お金」のお話。
ヴィッセル神戸の親会社である「楽天」…
なぜか批判される時に前面に立たされる「楽天」に疑問を感じ、
他のクラブはどうなんだろう?と思って調べ出したこのシリーズ。
J1クラブの「筆頭株主」を今年も調べてみました。
【アフェリエイト】
「サンフレッチェ広島」が「エディオン」の子会社に!?
今年ももう10月ですね。
Jリーグも終盤戦、あと5試合。
優勝争いも残留争いも盛り上がってきました。
さて、コロナ禍を抜けてスタジアムにサポーターの歌声が戻ってきた23年シーズン。
老舗J1クラブの「お金」に少し変化が見えだしています。
J1各クラブの筆頭株主
- 北海道コンサドーレ札幌 (石屋製菓 42.4%)
- 鹿島アントラーズ (メルカリ<子会社> 61.6%)
- 浦和レッズ (ダイヤモンドF.C.パートナーズ 50.75%)
- 柏レイソル (日立製作所 99.8%)
- FC東京 (mixi<子会社> 51.3%)
- 川崎フロンターレ (富士通 約20%?)
- 横浜Fマリノス (日産自動車 約70%?)
- 横浜FC (株式会社ONODERA GROUP<子会社> 55.2%)
- 湘南ベルマーレ (メルディアRIZAP湘南スポーツパートナーズ 50%)
- 名古屋グランパス (トヨタ自動車 50.12%)
- ガンバ大阪 (パナソニック 70%)
- セレッソ大阪 (日本ハム30% セイレイ興産30%)
- ヴィッセル神戸 (楽天<子会社> 100%)
- サンフレッチェ広島 (エディオン<子会社> 76.1%)
- アビスパ福岡 (システムソフト 45.8%)
- サガン鳥栖 (ベストアメニティホールディングス 47.92%)
- アルビレックス新潟 (亀田製菓など170の法人および団体)
- 京都サンガ (京セラ・任天堂など)
「筆頭株主」から「親会社」へ…広島が資本強化へ
コロナ禍で傷ついた「クラブの資本状況」。
どのクラブもV字回復を狙っていますが…
そんな簡単な問題ではなさそうです。
その中で、西の強豪クラブ「サンフレッチェ広島」が家電量販店「エディオン」の子会社化されました。
コロナ禍前から「赤字経営」で苦しんでいた「サンフレッチェ広島」。
エディオンの傘下で経営を建て直しを図ります。
広島はリーグ優勝した時でも
ビッグアーチの交通事情で観客動員数を思ったよりも増やせなかったので、
来年開場のエディオンピーススタジアムに期待がかかります。
経営面では、来年が勝負の年!
広島サポーターがどれだけ増やせるのか?
古参サポーターの腕の見せ所ですね。
主要スポンサーがクラブを「子会社化」する流れはトレンド化するのか?
「エディオン」が「サンフレッチェ広島」を子会社化した事は、
「エディオン」がクラブ経営に責任を持つ事を意味します。
特にオリジナル10の広島は、
もともと親会社的な存在であった「マツダ」から見切られて
「エディオン」が引き受けた感じだったので…
良い企業がバックについてくれて本当に良かったです。
この流れがトレンド化していくのか?
これから数年間は気になるポイントになります。
わかりにくい「アルビレックス新潟」の株主会社
「子会社化」がトレンドになるかという話をこれまでしてきましたが、
Jクラブはこれまで「子会社化」よりも「株主の多角化」を進めてきました。
「株主の多角化」を進めてきたのは
「横浜フリューゲルスの解散」という過去があるからです。
親会社の経営不振になってしまうと、クラブが切り捨てられてしまったからです。
富士通による100%出資の子会社だった「川崎フロンターレ」は、
2002年に川崎市周辺の企業から出資を募って「株主の多角化」を行いました。
各企業の出資率は未公表。
おそらくは、「富士通」が筆頭株主なんだろうけど思うのですが…。
Jクラブの筆頭株主がわかりにくい理由です。
今年のJ1リーグには、「川崎フロンターレ」と同じくらい筆頭株主がわかりにくいクラブがあります。
それが「アルビレックス新潟」。
ただ、知っている人は知っているのです。
おそらくは「NSGグループ」なんだろうと…。
「アルビレックス新潟」の場合、株主に「亀田製菓」があるので
知名度的になんとなく「亀田製菓」が一般的に筆頭株主のような感じがしています。
でも、「亀田製菓」ではないのです。
「亀田製菓」よりも「オーナー企業」とも言えそうな立場にあるのが「NSGグループ」なのです。
「NSGグループ」は学校・病院などを運営するグループ会社。
「NSGグループ」が「アルビレックス新潟」の実質的なオーナー企業である理由は
理事長の「池田弘」氏が創立時から深く関与していたから。
池田氏は「アルビレックス新潟」が
経営的に苦しい時に私財を投じてクラブを助けた功労者。
池田氏こそが、「アルビレックス新潟」のオーナー的な人物なのです。
ちなみに、「アルビレックス新潟」は総合型地域スポーツクラブと言われていますが
同じ「アルビレックス新潟」と名乗っていても
「野球」「バスケ」「スキー」「野球」「陸上」と「サッカー」とは
資本を共有しているわけではありません。
何を以って、ほかのスポーツクラブが
「アルビレックス新潟」と名乗っているのか?
と言うと「NSGグループ」が参画しているから。
「NSGグループ」だからこそ、「アルビレックス新潟」なのです。
「川崎フロンターレ」もそうだけど…
なぜ出資率を公表しないんだろう?
クラブ経営の責任を明確化すべきだと思うのだけど…
明確にしたくないんだろうなぁ。
「ベガルタ仙台」の経営不振時にだれに責任があったのかを有耶無耶にしたように…。
そう考えると、三木谷浩史会長は前面に出て対応しているので素晴らしいと思うのだけど。
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