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こんにちは、おふと申します。
「ヴィッセル神戸」の魅力を発信していきたいという、いちファンが勝手にクラブの魅力を綴っていきます。
先日、Jリーグが「ホームタウン制度の見直し」をしているのではないかという報道がなされました。
Jリーグの根幹に関わる「ホームタウン制度」。
なぜ、ホームタウン制度を見直さなければならなくなったのか?
そこには
・少子高齢化問題
・人口流出問題
地方が抱えている問題がJクラブ経営問題に直結してきている状況が原因のようです。
今回はその辺りを僕なりに考察していきたいと思います。
東京攻略へ…大都市をターゲットにした「ホームタウン制度の見直し」
「ホームタウン制度」。
その基盤となるのが「地域密着型のスポーツクラブ」という
Jリーグが打ち出したビジネスモデルです。
その基本は
・クラブ名に企業名を入れずに、地域名を入れる
・ホームゲームは基本ホームスタジアムで開催する(8割)
・ユースチームを運営する
企業スポーツから脱却し、「地域密着のプロサッカーリーグ」を創設する。
これがJリーグだったのです。
木之本興三氏が夢見た「地域密着のプロリーグ」
Jリーグを創設した人物…
川淵三郎キャプテン、森健児元専務理事など
当時のサッカー界を代表する人物の名前が挙がるかと思います。
そのなかでも、最もJリーグ創設に貢献した人物が「木之本興三氏」です。
「NHK プロジェクトX 挑戦者たち」の「命輝け ゼロからの出発 我が友へ-病床からのキックオフ/Jリーグ誕生 知られざるドラマ」で木之本興三氏の物語は描かれていました。
ますます隆盛を極める日本サッカー。その根幹「Jリーグ」の誕生秘話。かつて、どの競技場も閑古鳥が鳴いていたサッカー再建に立ち上がったのは、不治の病に倒れ、サッカー選手としても、サラリーマンとしても夢やぶれた1人の男だった。アマチュアリズムを掲げる日本スポーツ界に、猛然とプロ化を提唱し地域密着の作戦で、リーグ設立をみごと果たすまでの物語。
「企業スポーツから脱却して、老若男女、地域密着のプロリーグを作りたい」
Jリーグの理念は、1990年代のバブル終盤に生まれた「木之本興三氏の夢」から育っていきました。
この夢が僕らを魅了して、Jリーグを大きくしていったのは間違いないと思います。
僕もヴィッセル神戸をなぜ応援しているのか?と言うと…
「神戸市」のクラブだからです。
自分が生まれ育った地域のクラブだからこそ、応援するのです。
そのシンボルと言える応援歌が「神戸讃歌」。
震災と同時に産声をあげて、復興とともに神戸市民と歩んできたクラブだからこそ
長年応援し続けるのです。
縮小していく地方経済
地域に根づいた愛するクラブを蝕んでいるのが「縮小していく地域経済」。
地域密着を掲げている限り、
ホームタウンだけを見た内向きなクラブになっていきます。
もし、そのホームタウンが順調に成長しているなら
クラブ経営に問題がないのですが…
・少子高齢化
・人口流出
などにより、地域経済は縮小傾向にあり、
これらがクラブ経営の大きな問題になってしまいました。
「木之本興三氏」が夢見た「地域密着のJリーグ」は1990年代のバブル経済。現在とは社会が大きく様変わりしてしまいました。
2020年代の日本において、
Jリーグの「ホームタウン制度」を見直さなければ
Jクラブ運営を継続していくのが困難になっていく。
Jリーグ首脳陣はそのように考えたのだと思います。
地方クラブは大都市のファン獲得に望みを…
今回の「ホームタウン制度の見直し」に関して、下記の記事がありました。
今回の制度を巡る議論の背景についてJクラブ関係者はこう指摘する。「要は大都市圏、特に東京でのファン獲得がフォーカスされているということ。東京は世界でも有数の巨大市場だが、娯楽が多様化する中でサッカーに関心のある層が少なく、しかもそれが減少しているというデータもある」とJリーグ、ひいてはサッカー自体のファン離れが深刻化。そこで「Jリーグ全体としてファンの獲得に力を入れなければならないという議論の中で、一部のクラブからホームタウン以外での活動も認めるべきという意見が出ている」という。 ホームタウン制度を維持する一方でどのような変革が行われるのか、動向に注目が集まる。
要約すると
・東京は人口が多く、世界有数の巨大市場
・東京のサッカーファンは少ない
よくよく考えてみると
「地域密着」と言うやり方は、「地方」では好まれる手法ではあるが…
「大都市」では効果的ではなかったという事かもしれません。
東京都に住んでいる人のどれだけの人が「東京生まれ」なのでしょうか?
データがないので言い切れませんが…
ほとんどが「地方出身者」だと推測します。
その「地方出身者」を「FC東京」ではミスマッチになっているのではないでしょうか?
そのミスマッチの解消こそが「ホームタウン制度の見直し」と言えそうです。
「楽天ヴィッセル」への第一歩が始まった…
Jリーグが「ホームタウン制度の見直し」とともに
「クラブ名のネーミングライツ」の導入を検討していると報道されています。
ヴィッセル神戸ファンとしては、こちらの方が気になっています。
「ヴィッセル神戸」は地域密着したサッカークラブではあるのですが…
楽天を親会社に持つ「Jリーグのなかでも最も企業色の強いサッカークラブ」です。
その経営は「楽天ヴィッセル神戸株式会社」が行っています。
つまり、
クラブ名は「ヴィッセル神戸」
運営会社は「楽天ヴィッセル神戸株式会社」。
ネーミングライツが導入されることになれば、
「楽天ヴィッセル神戸」になるのは間違いないかと推測されます。
神戸出身でヴィッセル神戸に思い入れの強い「三木谷浩史会長」が健在なうちは
「楽天ヴィッセル神戸」までで落ち着くのではないかと思っています。
でも、三木谷会長後の楽天なら?
そこに「神戸」は残るのか?
ここ数年、楽天は「ヴィッセル神戸」のブランドプランニングに力をいれています。
具体的には
・イニエスタ選手の獲得
・ヨーロッパで獲得していた日本代表選手の獲得
・FCバルセロナとの連携
・サッカースタイルの統一
多額の資金を出している楽天は
「ヴィッセル神戸」を自社に相応しい「アジアナンバーワン」と言う
理想のサッカークラブに仕立てようとしています。
「神戸」と言う地方都市には納まりきれないようなビッグクラブに…。
マスコミでよく語られる国立競技場の利用案。
楽天が国立競技場を本拠地として、「神戸」から「東京」へ移転するという憶測記事をたまに見掛けます。
それらの記事は楽天の立場から「あり得る話」かも知れません。
神戸出身だけど…神戸に愛着のない「宮内義彦オーナー」が率いる「オリックス」は「神戸」を捨てて、「大阪」を選びました。
ヴィッセル神戸ファンとしては、
楽天に「神戸」が試される時期が近づいている事を知っておいてほしいと思います。
今のうちから、「ヴィッセル」が「神戸」でなければいけない理由。
「楽天に友好的なサポーター・ファン」であったり
「震災のストーリー」であったり
「観客動員数」であったり…
そんな積み上げを今のうちにしておかなければならない事なのかもしれません。
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