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こんにちは、おふと申します。
最近、YouTubeで巷を賑わしている「税リーグ」。
「税金を散財しているJリーグはけしからん」と言う主張をしている人たちが使っている言葉です。
スポーツ振興としてもプロの興行に多額の税金を投入しているのは事実。
更に赤字経営の「サッカースタジアム新設」を造ってどうするの？
主張している内容はわかるのですが…
あまりに短絡的ではないでしょうか？
最初に僕の立場表明ですが…
僕はサッカーが好きなので、新設のサッカースタジアムにはロマンを感じます。
でも、その地域に住んでいる人たちがいらないと思っているのなら仕方ないとも思っています。
そのうえで、「サッカースタジアム反対派」の人に伝えたいのが今回のお話です。
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「サッカースタジアム」は、他県から観光客を呼び込む「観光資源」
最近、なんだか「サッカースタジアム新設反対派」の人たちが妙に増えている感じがしています。
近年、サッカースタジアムが新設された京都や広島の時もある一定数いたのですが…
今では以前の比にはならないくらいになっているのではないでしょうか？
Jリーグ……なぜにそんなに嫌われたの？
サッカークラブは赤字クラブばかりで儲からないと批判されています。
でも…
サッカークラブ経営はあまりに儲けてばかりいたら、チーム強化ができません。
もちろん、Jリーグ規定で何年も赤字を垂れ流すことはできません。
利益と赤字のバランスを考えてこそ成り立つのがプロスポーツビジネスなのです。
だからこそ、Jリーグは「売上高」を最も重視しているのです。
「売上高100億円超えのビッククラブ」が目標だと出てくるのも、それが理由なのです。
JリーグがACLを重視しだしたのも、多額の賞金が狙いです。
マスコミにまで嫌われた「秋田新サッカースタジアム」……「税リーグ」と報じたABS秋田放送
サッカークラブ経営の批判だけでなく、最近はサッカースタジアム運営の赤字を取り上げての批判が強まっています。
「甲府新サッカースタジアム」はスタジアム運営の赤字を理由に山梨県知事が計画凍結をさせました。
これは首長として潔い決断だと思います。
しかし、スタジアム計画は進んでいってるのにウダウダと反対のための批判しているのか…どうしたいのか本音がわからない地域もあるようで………
例えば、「秋田新サッカースタジアム構想」。
上位リーグでプレーするための参加資格の条件のひとつが、スタジアムの整備。
リーグが求めているものに、クラブの資金だけでなく、自治体の税金も使うという点には、「批判的な見方」もあります。
記者
「税金使われるんじゃないか、使うでしょうと。ネットとかでは税リーグ、税のリーグと言われる中で…」
野々村チェアマン
「ネットを見るからですよ…ネット、ネット…まぁ…どうぞどうぞ」
記者
「税金がどうしても出ざるを得ない、前提にしてるんじゃないかということで秋田もそうなるのか、別の道があるのか」
野々村チェアマン
「そこは地域によって全然違うんじゃないですかね。もちろん公的な部分の一部を使ってスタジアムを作ることもあるかもしれないし、民間でやっていこうよということもあるかもしれないし。それこそそれは地域にとってクラブとスポーツってどういう位置づけ、位置づけっていうのは、スポーツとかサッカーとかクラブが必要なものなのかどうなのか。100％の人が必要なものなんていうのはこの世の中にないので、一定レベル必要ならそこには…公的な資金を使おうよってなるのか。いやいやこれは民間でみんなでやっていってビジネスとしてしっかり成立させようとなるのか。それぞれかなぁとは思いますけど…どう、どうなんだろう」
テレビの地方局が公然と「税リーグ」と批判しているのが面白い……
新しい現象であると思っています。
ここまで露骨な表現をしているマスコミは珍しい。
「秋田新サッカースタジアム構想」は、地元世論を形成するマスコミに随分と嫌われたんだなぁ。
これは誰の意見をABS秋田放送の記者が代弁したのか…
薄っすらと…ではなく、はっきりとわかってしまうのでなんだかなぁと思ってしまいます。
個人的な意見としては、秋田はJ1ライセンスに固執しなければいいのにと思っています。
秋田県での地位向上するまで、J2の門番でどうでしょう？
クラブが地元のマスコミに嫌われるのは悪手としか言えません。
対して、ABS秋田放送に関してはスポーツビジネスへの造詣がないなぁと思ってます。
まぁ、地元の取材だけに明け暮れる記者なら他の地方へは取材に行かないか……。
なぜ、長崎でジャパネットたかたが自腹を切ってサッカースタジアムを新設しているのか？
なぜ、金沢市が税金投入し公設でサッカースタジアムを新設したのか？
ABS秋田放送の記者はなぜなのかを考えたのかな？
狙いがないとそんな投資はしないよね。
彼らが投資した答えは「地方都市の安定した観光資源」になるからです。
「アウェイ遠征」という名の安定した観光イベント
「アウェイ遠征」と「X（旧ツイッター）」で検索してみてください。
それは膨大なポストを見ることができるでしょう。
しかも、観光・グルメと遠征民の楽しそうなポストを！
ジャパネットたかたが、約1500億円と言う多額の投資をしてホテル併設のサッカースタジアムを造った理由は、サッカースタジアムが「地方都市の観光資源」になる可能性を見出したからです。
ジャパネットたかたは「通信販売業」？
実は「旅行会社」でもあるのです。
そのジャパネットたかたがV・ファーレン長崎を運営して確信したのが「サッカースタジアム」を中心としたトラベルツアーは売れると言う事。
サッカーファンの年齢層は年々上がってきていて、いずれ定年層が入ってきます。
ジャパネットたかたお得意のクルーズツアー客など退職金を手にれた裕福な高齢者層がサッカーのアウェイ遠征をしだしたら…。
サッカー観戦から食事・宿泊・長崎周辺の観光をすべてジャパネットたかたで斡旋できたら、今後は大きなビジネスになると踏んだのです。
同じ視線に立って行動した地方都市が金沢市。
公設サッカースタジアムをいちはやく新設しました。
北陸新幹線により東京から直通になった金沢市は、北陸最大の観光地。
関東のアウェイ遠征民にとっては、行きやすく、ご飯は美味しい、観光する場所も多いと理想的な地方都市です。
しかも魅力的なサッカースタジアムがあるなら、行くしかないでしょ！
そう、金沢市が税金を投入してまでサッカースタジアムを新設した理由は「地方創生」。
スタジアムが「金沢の安定した観光客誘致」になるからです。
同じ事を狙っているのがお隣の富山県。
地域振興策として、新サッカースタジアム構想を立ち上げています。
サッカースタジアムは「わが町」を巻き込む観光資源の中心になる
ここまで読んでいただけるとおわかりだと思います。
サッカースタジアムは「観光客の来る日(マッチデー)が読める安定した観光資源」なのです。
しかも目的がサッカー観戦なので外国人観光客と違い、地方都市を通り過ごすだけの観光客ではありません。
アウェイ遠征民は観光・食事・物販・宿泊が期待できる地方の観光地から見てみると上客なのです。
その流れに逆行している「ABS秋田放送」。
たぶん、お殿様のご機嫌とサッカースタジアム単体の行政に対する赤字しか見てないのだと思います。
観光客の誘致などについても考えてないのじゃないかな。
秋田市の有名な観光地……秋田城かな。
その他にもあると思うのですが…
現在、秋田に来ているアウェイ遠征民は秋田観光を楽しんでいますか？
去年、秋田に来たアウェイ遠征民はリピーターになってますか？
サッカーの勝敗だけになってませんか？
答えはそこにあると思うのです。
J2であれば、仙台・山形と人気のある東北クラブが所属してます。
秋田新幹線が走っているので関東からの交通の便は快適です。
秋田観光へ繋がるのに充分なポテンシャルはあるのではないでしょうか？
スタジアムについては、陸上競技場が悪いわけではないのです。
J1遠征民に人気の新潟にあるデンカビックスワンスタジアムだって、陸上競技場です。
問題は観やすく快適なスタジアムかどうかという事です。
更に、新潟サポーターのようにアウェイ遠征民にフレンドリーだと心弾みます。
ABS秋田放送さん、秋田の陸上競技場はビックスワンより快適かを取材されましたか？
「ヴィッセル神戸」は国立開催で兵庫県観光をアピール！
神戸は年に1回、ホームゲームを国立競技場で開催しています。
趣旨は兵庫県観光を首都でアピールする為です。
これは今まで述べてきた事の逆パターンですね。
関東に住んでいるサッカーファンに兵庫県に観光しにきませんか？とアピールする大規模な限定アンテナショップです。
まぁ、その対象の大部分は楽天グループの社員さんなんだろうけど…。
「サッカースタジアム新設反対派」の人たちへ「アウェイ遠征」のススメ
「サッカースタジアム新設反対派」の人たちのなかに、アウェイ遠征された事がある方はいるのかな？
ABS秋田放送の記者さんには、近場で良いので秋田サポーターと同行でサッカースタジアムのある都市へのアウェイ遠征民を取材してくるのはいかがでしょうか？
「杜の都・仙台」なんて、どうでしょうか？
おそらく、仙台市の良さがわかるはずです。
その取材で、ABS秋田放送の記者が「仙台はしょうもない都市であんな地方の観光も食べ物も良さがまったくわからない」と特集記事に書くなら納得します。
ABS秋田放送の記者にとっては、仙台のサッカースタジアムや観光地などはしょうもなかったのでしょう。
「きりたんぽしか勝たん」……
四国で地元の名物じゃこ天を貧乏くさいと言い捨てた知事さんの県なので記者もその程度なのでしょう。
その事を踏まえて、秋田には「税リーグ」で「サッカースタジアムはあっても赤字なら意味がない」事は、まぁ仕方ないのだと……。
Jリーグでの地域振興は諦めましょう。
とは言え、「秋田新スタジアム構想」は登場人物がハッキリしていて
喧々諤々とお金の議論しているだけまだ良いのですよ。
「鹿児島新スタジアム構想」よりは…。
彼の地は本当に実態が見えなくて………。
【追記】秋田に100人くらいの人が来ても観光業の足しにならないと言うコメントがあったので伝わってなかったなぁと思ったので…
ちょっと追記します。
まず、秋田県はJリーグを利用した観光の仕掛けを作っているのでしょうか？
アウェイ遠征民へのおもてなしをしてますか？
そう言った取り組みがあったとして、マスコミが取り上げていますか？
なんも努力もしていなければ、遠征民は行って帰るだけですよね。
磐田の駅前はシャッター街でアウェイ遠征民は浜松市等でさわやかのハンバーグや鰻を食べ、浜名湖などへ観光に行くらしいです。
さわやかのハンバーグが人気なのは、全国ネットのテレビで取り上げたからだと聞きました。
仙台を例に挙げたのは、ABS秋田放送が地元でやるべき仕事があるのではないかと思ったからです。
全体的にこちらの記事の趣旨はABS秋田放送の記者さんへのアンチテーゼです。
某知事さんの意見を代弁した提灯持ち記事をネット特集で挙げるのは地元マスコミとして、倫理観としてどうなんでしょうか？
それよりも、建設的な秋田の観光客誘致の為にイベント特集組むべきではないでしょうか？
別にJリーグでなくていいと思っているのであれば、メディアとしてスタジアム建設反対を表明し反対の特集を組むべきでないでしょうか？
スタジアム建設計画を凍結した山梨県みたいにわかりやすく市民に訴えるべきだと思います…。
【税リーグシリーズ第二弾も更新してます。スタジアム基準の表記しているクラブライセンス制度について考察してますので、こちらもぜひ御覧ください。】
第3弾更新しました！
第4弾も更新しました！！
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ヴィッセル神戸に関するブログはこちらに沢山あります！
ぜひ、他のブログもチェックしてみてください。
（出所：NTTドコモ）
