優柔不断な父親の成長過程日記

日常の気になった事をブログに書いています。気になる事を書いていたら、自然と「ヴィッセル神戸」が中心になってきています…。当初、目指していたのは「子育てパパお役立ちブログ」です。今後も、「サッカー」を中心に「子育て」「便利アイテム」などを書いていきたいと思っています。コメントは「X(旧ツイッター)」でお願いします。気づかないことが多いので…。

【2021年ACL放映権問題】6月に開幕するのに…未だに放送するテレビ局が決まっていない理由

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こんにちは、おふと申します。

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今回は「アジアチャンピオンズリーグ(ACL)」の放映権についてです。

 

コロナ禍によって、前年と同じように日程が延期になっていた「ACL」。

アジアサッカー連盟(AFC) が5/10にやっと日程を発表しました。

 

東地区グループステージ

  • 6/25 ~ 7/11
  • セントラル方式(F・G・J組はタイ、H・I組はウズベキスタン)

 

今年のACLは応援するファンとして、問題があって…

未だに放送するテレビ局が決まっていないのです。

 

【6月18日追記】2021年から8シーズンの放映権を「DAZN」が獲得!

 

www.titiseityou.work

 

 

 

 

 

 

「アジアチャンピオンズリーグ(ACL)」の放送するテレビ局が決まっていない理由

 

6/25に開幕が決まっている「アジアチャンピオンズリーグ東地区グループステージ」。

5/12時点で、未だに放送するテレビ局が決まっていません。

 

なぜ、未だに放送するテレビ局が決まっていないのだろう?

 

疑問に思ったので少し調べてみました!

 

答えは「アジアサッカー連盟(AFC)の代理店」にあった

結論から言うと…

2021年から「アジアサッカー連盟(AFC)の代理店」が変更されて、契約が一新されたから。

 

「AFCの代理店」は、AFCから放映権を含むすべての商業的権利を代理で販売する業者です。

 

AFCの主要主催な大会は3つ。

  • アジアカップ
  • ワールドカップアジア予選
  • アジアチャンピオンズリーグ(ACL)

 

今年はAFC主要大会の放映権契約が一新される時期だったという事です。

 

実際にAFCの代理店(中東地区を除いた全世界)は

  • 1993-2020年 ラガールデール
  • 2021-2028年 FMA(Football Marketing Asis)

に変更されました。

AFCの代理店が変更されたので、2021年からは「FMA」と新たに放映権交渉をしなければなりません。

 

その交渉がおそらく決裂したので、未だに放送するテレビ局が決まっていない状況になったという訳です。

 

日本最大手の広告代理店「電通」の役割

ここで理解しておかなければならないのは、「FMA」との交渉をしていたのはテレビ局ではなく、日本最大手の広告代理店「電通」であるという事です。

 

つまり、

「FMA」 → 「電通」 → 「テレビ局」

という流れで放映権を獲得していくというわけです。

 

時期はいつ頃かわかりませんが、

「FMA」と「電通」の交渉がおそらく決裂しました。

 

www.zakzak.co.jp

 

それに伴って、2020年末をもって

  • 「テレビ朝日」がワールドカップアジア予選の放映権を失う
  • 「日テレ」がACLの放映権を失う

という状況になったと推測します。

 

「電通」が交渉決裂したと思われる下地

交渉決裂したと思われる下地は揃っていたみたいで…

2018年に「AFC代理店(2021年-28年)」の入札に電通は参加していました。

 

入札参加グループ

  • 「DDMC(中国)」+「Fortis(スイス)」の企業連合体 →のちの「FMA」
  • 「ラガールデール(フランス)」+「電通(日本)」+「Perform<のちのDAZN>(イギリス)」の企業連合体

結果は「FMA」が20億ドルで代理店を落としました。

 

「電通」は入札で敗れた相手と放映権交渉をしていたという事です。

さらに難しくしたのは「巨額の入札金額」「コロナ禍における不安定な大会日程」に間違いありません。

 

日本での放映権交渉状況に慌てたアジアサッカー連盟(AFC)

日本での放映権の交渉状況に慌てたのは、「AFC」。

このままでは、アジアサッカーの主要大会を日本で放送できなくなってしまいます。

 

「AFC」のスポンサーには「ニコン」や「トヨタ」「コナミ」「セイコー」といった日本企業が名を連ねているので非常に困ったことになってしまいます。

 

そんな状況打開に対応した「AFC」。

4/22に下記のニュースリリースがありました。

 

www.the-afc.com

 

英語で書かれているニュースリリースなので、大見出しをグーグル翻訳で日本語にすると…

 

Kuala Lumpur: The Asian Football Confederation (AFC) has entered into a commercial agreement with sports media giants Dentsu Inc. to market the AFC’s commercial properties exclusively in Japan.

 

クアラルンプール:アジアサッカー連盟(AFC)は、スポーツメディアの巨人である電通と、AFCの商業用不動産を日本で独占的に販売するための商業契約を締結しました。

 

さらに、ニュースリリースの中にはこのような文章があります。

Football Marketing Asia (FMA) remains the AFC’s exclusive agency for all commercial rights worldwide, excluding Japan and (in relation to the sale of media rights) the Middle East and North Africa (MENA) region.

 

フットボールマーケティングアジア(FMA)は、日本および(メディアの権利の販売に関連して)中東および北アフリカ(MENA)地域を除く、世界中のすべての商業的権利に対するAFCの独占的代理店であり続けます。

 

このニュースリリースを読む限り、

「AFC」は「FMA」から日本における権利を取り戻して、その権利を電通に販売したという事だと推測します。

 

つまり、2021年から24年の間「電通」は「FMA」を通さずに放映権を日本のテレビ局に販売する権利を取得できた。

これは「FMA」に多額のマージンを支払わなくていいという事です。

 

これからは「電通」と「テレビ局」の放映権交渉次第

 4/22のAFCが発表したニュースリリースによって、

現在は日本での放映権を獲得した「電通」と放映権を獲得したい「テレビ局」の交渉が進んでいるはずです。

 

信頼関係が構築できなかった「FMA」と「電通」の交渉ではなく、

これまでに信頼関係を構築している「電通」と「日本のテレビ局」との間の交渉なので、

ACL東地区がスタートする6/25までには、放送するテレビ局が決まっていると思います。 

 

できれば、「アジアチャンピオンズリーグ(ACL)」をキラーコンテンツとして育てようとしてくれる気概あるテレビ局が放映権を獲得してくれる事を願っています。

 

今回の「AFC代理店」について調べてみると…

「電通」っていろんなところに首を突っ込んでくる会社なんだなと思いました。

 

東京オリンピック放映権の大元も「電通」なんですよね。

news.yahoo.co.jp

 

「電通」はJリーグの「マーケティングパートナー」ですし、

「電通」の海外にある子会社が「DAZN」の株を10%取得していたり…。

ここらあたりにもなんだか裏の事情を感じさせてくれます。

 

さらに、長年「サッカー日本代表」が「電通サッカー部」と揶揄される流れを、ちょっと理解できたりしました。

 

【6/15追記】グループステージ開幕10日前…未だに放送するテレビ局が決まらない

このブログ記事を上げてから…

ACL東地区は色々な変更がありました。

 

www.soccer-king.jp

 

すでに本大会のマッチスケジュールは発表されていたが、今シーズンのACLからオーストラリアの3クラブが参加を辞退するとアジアサッカー連盟(AFC)から発表されたことにより、対戦・キックオフ時間・会場が更新された。日本からは川崎フロンターレ、ガンバ大阪、名古屋グランパスが出場。また、セレッソ大阪も出場チーム変更に伴い、プレーオフを戦うことなく本大会に参戦することになった。

(サッカーキングHPより引用)

 

6/10…

つまり、開幕15日前に日程変更。

しかも、プレーオフを戦う予定だったセレッソ大阪はストレートイン。

 

今年のACLは本当にカオスです。

 

重要なのは「中国のリーグ王者」「中国のカップ王者」「オーストラリア3クラブ」が不参加。

 

つまり、「アジアのクラブ最強に挑む大会」ではなくなってしまっているので「大会の価値」が低下してしまっています。

 

「大会の日程が不安定」

「大会の価値が毀損」

 

これでは「放映権料金」で交渉がまとまらないのは仕方ないような気がします。

特に「ACL」は日本において不人気です…。

 

 

www.titiseityou.work

 

開幕10日前では、スポンサーを確保するのも放送枠を確保するのも難しいので…

「地上デジタル放送」「BS放送」「CS放送」と言った「テレビ局」は厳しくなってきたと思います。

 

そうなると「DAZN」「ABEMA」「楽天TV」とか?

 

news.yahoo.co.jp

 

ブラジルで開催されるコパ・アメリカ2021が、「ABEMA(アベマ)」で独占生配信・生放送されることが発表された。

(yahooニュースより引用)

 

コパアメリカの放映権を「ABEMA」が獲得したので、ACLまではないかな?

開幕までもう時間がないので、厳しいかもしれませんが…

ACLのライブ中継がないという事だけは避けて欲しいと祈っています。

 

【追記】速報:DAZNがACL放映権を獲得!

とうとう決まりました!

 

www.nikkansports.com

 

DAZNが2021年から8シーズンの放映権を獲得しました。

 

ライブ中継なしと言う事態にならなくて、本当に良かったです。

Jリーグ勢の飛躍に期待しましょう。

 

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