優柔不断な父親の成長過程日記

日常の気になった事をブログに書いています。気になる事を書いていたら、自然と「ヴィッセル神戸」が中心になってきています…。当初、目指していたのは「子育てパパお役立ちブログ」です。今後も、「サッカー」を中心に「子育て」「便利アイテム」などを書いていきたいと思っています。

【2023年度(1月)決算】「パナソニックスポーツ」が体現する「新しい企業型総合スポーツクラブ」(ガンバ大阪)

【本ページはプロモーションを含みます】

 

こんにちは、おふと申します。

 

Jクラブで関西の強豪と言えば、

どのクラブでしょう?

「それはガンバ大阪!」

 

Jリーグ・ルヴァンカップ・天皇杯・ACL…

これらを制覇した唯一の関西クラブが「ガンバ大阪」なんです。

この圧倒的な実績をだされると、関西のサッカーファンは納得せざる得ない。

 

その「ガンバ大阪」がここ数年おとなしい…。その理由は?

 

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「ガンバ大阪」は「企業型総合スポーツクラブ」として安定経営を求められている

「ガンバ大阪」のユニフォームには、星が9個ついています。

 

・ACL1回

・Jリーグ2回

・天皇杯4回

・ルヴァンカップ2回

 

関西では

・セレッソ大阪 星2個

・ヴィッセル神戸 星1個

・京都サンガ 星1個

 

星9個つけている「ガンバ大阪」は

圧倒的に結果を出したJリーグ有数の強豪クラブなのです。

 

しかし、ここ数年はおとなしい中堅クラブのイメージ。

最後に優勝したのは2015年の天皇杯。

もう8年もタイトルから遠ざかっています。

 

なぜ、タイトルから遠ざかっているのか?

損益計算書にその答えを求めてみました。

 

「ガンバ大阪」は親会社「パナソニックスポーツ」の予算内で経営している

「ガンバ大阪」の2023年度(1月決算)を見ると…

 

売上高 59.6億円

広告料収入 20.8億円

入場料収入 7.0億円

物販収入 5.2億円

当期純利益 1.0億円

 

…Jクラブのなかでも「優等生」と言える実績です。

 

aboutj.jleague.jp

 

損益計算書からみると、本当に「優等生」。

 

例えば、トップチーム人件費

・2023年 28.3億円

 

トップチーム人件費は、2022年度「浦和レッズ」とほぼ同額なので

他のJリーグに比べてケチっているわけではありません。

 

ただ、直近3年間を比較すると

・2021年 27.2億円

・2022年 27.3億円

・2023年 28.3億円

 

毎年、あまり変わらない費用を計上しています。

つまり、クラブの予算内でしっかりとトップチーム人件費を抑えてきているという事です。

 

何が言いたいのかと言うと

「ガンバ大阪」は、予算内で赤字をださない経営に徹底しているという事です。

 

だから、黄金時代のような圧倒的に強いチーム編成ができないのです。

 

具体的に、

サッカークラブの成績は、トップチーム人件費で左右される部分があります。

ここ最近、トップチームの成績が奮わないのは「予算通り」の選手たちが「報酬通り」の働きをしているからと言えるのではないでしょうか?

 

前年と同額のトップチーム人件費を組むと…

前年と同じくらいの成績。

 

さらに、Jクラブの傾向として、トップチーム人件費は増額していっているので…

ガンバ大阪のライバルチームの「川崎フロンターレ」「横浜Fマリノス」はトップチームの人件費を年々増やしてます。

 

そんなJリーグの環境で、

前年以上の成績を求めると、

トップチームの人件費を前年以上積み重ねる必要がでてくるのです。

 

そこでトップチーム人件費を増額して、勝負に出る!

他のクラブは優勝を目指して、そんな賭けにでるかもしれません。

 

だから、サッカークラブは赤字決算になりがちなのですが…

「ガンバ大阪」はそれをしないのです。

 

地に足をつけ、収益に合うトップチーム人件費で抑える。

ガンバ大阪は親会社からクラブ経営に安定を求められているからです。

 

なぜ、クラブに安定した利益を求めるのか?

それは、2022年に設立した親会社「パナソニックスポーツ」の存在が「パナソニック」の意図を教えてくれます。

 

余談ですが、

大分で低予算で結果を出した片野坂知宏元監督をいち早く獲得したのもそういう事情があったのだろうと推測します。

今のボヤトス監督もそうなんだろうなぁ。

 

新しい企業型総合スポーツクラブ「パナソニックスポーツ」

「ガンバ大阪」の親会社は、2022年に設立された「パナソニックスポーツ」。

 

それ以前は、「パナソニック」だったので…本社の間にもうひとつ子会社を挟む感じです。

 

つまり、「ガンバ大阪」は「パナソニック」の孫会社。

想像ですが、本社に予算を掛け合うのが難しくなっていそうです。

 

panasonic.co.jp

 

「パナソニックスポーツ」が運営しているのは

・ガンバ大阪 (サッカー)

・埼玉パナソニックワイルドナイツ (ラグビー)

・パナソニックパンサーズ (男子バレーボール)

・パナソニック野球部 (硬式野球)

・パナソニックエンジェルス (女子陸上)

・パナソニックインパレス (アメリカンフットボール)

・パナソニックブルーベル (女子バレーボール)

・パナソニック剣道部 (剣道)

 

「パナソニックスポーツ」は、まさに「企業型総合スポーツクラブ」。

これまで曖昧だった企業クラブ経営をしっかりとまとめて管理しようとしていることがわかります。

 

という事は、

「パナソニック」は「パナソニックスポーツ」に予算をつけて、その範囲内で総合スポーツクラブとして運営をしていく方針なのだと思います。

 

つまり、「ガンバ大阪」の利益はバレーボールに喰われる可能性もあり得る話です。

その逆もまた然りです。

 

そうなると、ガンバ大阪としてはグループ内の収益(売上)を増やすための行動が必要になります。

例えば、「ガンバ大阪」のファンを「パナソニックパンサーズ」に誘導するようなビジネス。

 

「ガンバ大阪」のファンは「パナソニックスポーツ」とっての経営基盤。

グループの売上・利益を牽引する存在として、本社から期待されているのだと推測します。

 

この事が「ガンバ大阪」にクラブ経営で安定した利益を求める基礎の考えなのだと思います。

 

「パナソニックスポーツ」は、パナソニックによる「スポーツエンターテイメント事業」の第一歩

「ガンバ大阪」が「パナソニックスポーツ」の予算内で運営されているが為に、ここ数年は「中位」に甘んじている。

 

今後も、グループの売上高を増せないと「中位」が定位置になるかもしれません。

 

と今回は推測したわけですが…

この問題の本質は「パナソニックスポーツ」の将来にあると思います。

 

「パナソニックスポーツ」は何のために設立したのか? 

それは「パナソニック」が「スポーツエンターテイメント事業」に乗り出すための第一歩なのではないでしょうか?
 

長崎では「ジャパネットたかた」が新スタジアム建設を機に

「スポーツエンターテイメント事業」に乗り出しました。

その核となるのが「V・ファーレン長崎(サッカー)」と「長崎ヴェルカ(バスケ)」。

 

「パナソニックスポーツ」も同じことができる基盤を持っています。

それを「ジャパネットたかた」のように不動産を中心に考えるのか?

それとも「バラバラの本拠地を持つ違うスポーツのクラブ運営」を中心に儲けることができるビジネススキームを組めるのか?

 

「企業型総合スポーツクラブ」として、どう売上高が上げていくのか?

これはJクラブの新しい取り組みになると思います。

 

www.titiseityou.work

 

2022年度決算を調べてみて、面白いなぁと思ったのは

同じ大阪にあるクラブでも

・「ローカルエリア」「企業内」を固めようとしている「ガンバ大阪」

・「グローバルエリア」「企業外」に広がろうしている「セレッソ大阪」

と明確に狙いが分かれているようにみえる事です。

 

経営面でも大阪ダービー!

ほんと、大阪ダービー面白いなぁ。

 

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